2013年08月12日11:54 by jyoshige 派遣3年ルール見直しの前にいっぺんくらい過去の政策を総括すれば? カテゴリwork 派遣労働者の派遣期間の3年という上限が撤廃される方向で見直されるらしい。 メディアでは割とあっさり流されている感があるが、実はこの改正案は、過去10年 ほどの派遣労働をめぐる議論の一つの終着点だというのが筆者の意見だ。 非常に重要な点なので簡単にまとめておこう。 現在、派遣労働者はその職場で3年経過すると直接雇用の申し出をしないと いけないという3年ルールがある。Aさんを3年間派遣として受け入れ続けた場合は もちろん、途中でBさんに切り替えても、同じ業務でトータル3年間が経過した場合、 やはりBさんに直接雇用を申し入れないといけない。 要するに同じ仕事で3年以上継続して派遣労働者を使ってはいけないというルールだ。 「日本は終身雇用が原則であり、派遣労
というAmerican Economic Journal: Economic Policy掲載論文「Driving Under the (Cellular) Influence」(WP)を、UDADISIが「直観に反する結果(counterintuitive results)」として紹介している。著者はカーネギーメロンのSaurabh BhargavaとLSEのVikram S. Pathania。 以下はその要旨。 We investigate the causal link between driver cell phone use and crash rates by exploiting a natural experiment induced by the 9 pm price discontinuity that characterizes a majority of rece
アメリカに引っ越した多くが戸惑うものの一つが医療保険制度だと思う。日本では国民の大多数が医療保険に加入できていて(国民皆保険制度)、医療保険についてあまり考える必要がない気がするが、アメリカはその反対のように思われる。アメリカでは、保険によって診察を受けられる病院が異なるし、何がカバーされるかが医療保険のタイプによって異なるので、どれに入るかを慎重に選択しなければならない。また、医療を受ける際にも、何がカバーされるかを医療保険会社と交渉したり、保険会社の力量によって医療費が変わってきたりするようだ。 オバマ大統領は、アメリカにも国民皆保険制度(に近いもの)を導入すべく、Affordable Care Act(ACA)を導入した。一般的に言われていることは、これがオバマ大統領の最も重要な貢献であり、これの導入のためにpolitical capitalを使い果たした(人気がとても高かったころに
ロジャー・ファーマーが、以前ここで紹介した信念関数についてのNBER論文「The Natural Rate Hypothesis: An idea past its sell-by date」を書いている(Economist's Viewのサイドバー経由)。 以下はその要旨。 Central banks throughout the world predict inflation with new-Keynesian models where, after a shock, the unemployment rate returns to its so called “natural rate’. That assumption is called the Natural Rate Hypothesis (NRH). This paper reviews a body of work, p
http://luvlife.hatenablog.com/entry/2013/08/07/221155 読んで色々考えさせられた。 せっかくなので、身の上話を増田に吐き出そうと思う。 すごい田舎の底辺中学を卒業してるけど、地元同級生たちや親戚達の常識感っていうのは独特だなぁとずっと思ってた。 上京してからは特にそう思ってて、同じ日本なのに本当に違う世界が共存しているんだなと思ってそれがもう日本だと思ってた。 この記事を読んで、そうかそれは「低学歴の世界」と「高学歴の世界」の溝だったんだと納得した。 地元は田舎だからか両親ともに兄弟が多くて、いとことか30人くらいいるんだけど、その中で大学に行かせてもらったのは俺くらい。 俺の両親は、他のいとこが次々と中卒・高卒で働き始めたりしているのを横目に、頑張って俺を大学まで行かせてくれた。 両親が大学まで俺を行かせたかった理由としては学歴コンプレ
ひくい道 そこを歩くよ わたしたち 高い土手の向こう 見たことなくても ここは退屈迎えに来て 作者: 山内マリコ出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2012/08/24メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 100回この商品を含むブログ (50件) を見る コメントで教えてもらったこの本、買った。 表紙がすごい好き。 最近のいろんなお店で起こるおバカな事件とネットの炎上のことで、いろいろ記事読んだ。 「低学歴の世界」って言葉が一番心に残った。 この言葉みた時、自分の居場所ってすとんとわかった気がした。 私はその世界にいるから。 はてなの中で感じてたなんかの違和感って、私ははてなの空気と違う「低学歴の世界」の人間だからなんだ、って思った。 私もそうだけど、私の友達もだいたい「低学歴の世界」の人間。 高校卒業してない子もいるし、義務教育の時だってまともに学校に行ってない人もいる。 私も学校
消費税(Sales tax)を予定通り5%から8%に引き上げるかというのが大きな争点になっているようだ。消費税を引き上げたときに何が起こるかを過去のデータを使って分析したようなペーパーはあるか探してみたのだが、見つからなかったので、とりあえず、理論的に、どんなチャンネルが考えられるかをつらつらと書いてみる。 1.Old Keynesian View マクロ経済学を1980年以前に学んだ場合、あるいはそれ以降のマクロ経済学の「発展」を無駄だと考える場合、考えられるチャンネルは:消費税引き上げ→可処分所得減少→消費減少→総需要減少→総需要の減少に対応して生産縮小→景気の悪化、というものである。おそらくは消費税を上げれば日本経済の景気が悪化するといっている人のほとんどすべての人はこのチャンネルを念頭に置いているだろう。このモデルは一期間モデルなので、長期的影響は考慮されない。 2.RBC Vie
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く