(CNN) キューバのラウル・カストロ国家評議会議長とローマ法王フランシスコが10日、バチカンで初めて会談した。カストロ議長は会談後、フランシスコ法王の教えのおかげで宗教に対する姿勢の軟化を決意しただけでなく、自身も再びカトリック教徒として祈りをささげたい気持ちになったと表明した。 カストロ議長は「法王の説話は全部読んだ。もし法王がこうした発言を続けるのなら、遅かれ早かれ私も再び祈りをささげるようになり、カトリック教会の信者に戻るだろう。これは冗談で言っているのではない」と語った。 フランシスコ法王との会談後、ローマでイタリアのレンツィ首相との共同会見に臨んだカストロ議長は、9月に予定されている法王のキューバ訪問について、すべてのミサに出席するとも宣言した。この日の会談では「法王の知識、知恵、謙虚さ、人々に知られるあらゆる美徳に強い感銘を受けた」と述べている。 キューバでは兄のフィデル・カ