トヨタ自動車、マツダ、デンソーの3社が9月28日、電気自動車(EV)の基本構造を共同開発する新会社を設立すると発表した。3社の技術を持ち寄り、幅広い車種に対応可能なEVの共通コンセプトを開発。共同開発で負担を減らし、急速に導入が進む可能性があるEVのへの対応を急ぐ。 今後、ほかの自動車メーカーや部品メーカーも参加可能なオープンな体制を目指すという。 新会社「EV C.A. Spirit」を名古屋市に設立。合計1000万円をトヨタが90%、マツダとデンソーが5%ずつ出資する。 新会社では、EVに最適な性能と機能を規定する「コモンアーキテクチャー」を研究。「車格や出力の違いを超えて各ユニットの基本構造を共通化し、特性をそろえることで、多様な製品を同じプロセスで開発・生産できるようにする」という。 軽から乗用車、スポーツタイプ多目的車(SUV)、小型トラックまで幅広い車種を想定し、トヨタの「TN