北海道夕張市内を南北に貫く石勝線夕張支線(新夕張~夕張間16.1km)が4月1日に廃止された。1892年11月、前身の北海道炭礦鉄道室蘭線の支線として開業してから126年と5か月での終焉となった。JR北海道の路線廃止は、2016年12月に廃止された留萌本線留萌~増毛間以来となる。 3両編成に500人、170%の乗車率だった最終列車夕張支線は、JR北海道が2016年8月に廃止方針を表明。当時の鈴木直道市長は、JR北海道が鉄道に代わる夕張市内の交通体系再構築に協力することを条件に「攻めの廃線」として廃止を容認し、2018年3月には正式に廃止が合意されていた。 廃止が迫った3月16日のダイヤ改正では、石勝線が廃止を前提にしたダイヤとなったため、夕張支線の全列車はすべて臨時列車での運行となり、5往復から8往復に増発。平日は2両編成、土休日は3両編成に。3月29~31日の3日間はヘッドマークが掲出さ