九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)計画が暗礁に乗り上げています。軌間可変電車(フリーゲージトレイン)を導入する予定でしたが、技術開発が事実上頓挫。全線フル規格とミニ新幹線の二択で検討が進みそうですが、どちらも沿線の佐賀県が受け入れる姿勢をみせていません。与党の検討委員会も処理に手を焼き、無期限の先送りの姿勢を示しました。 フリーゲージトレイン正式断念 長崎新幹線は博多~長崎間を結ぶ整備新幹線です。博多~新鳥栖間は既存の九州新幹線を使い、武雄温泉~長崎間は路線を新設し、2022年度に暫定開業します。残る新鳥栖~武雄温泉間は、在来線の線路を活用し、フリーゲージトレインを走らせる構想でした。 しかし、フリーゲージトレインの開発が遅れ、事実上頓挫。当面は、新幹線と在来線を武雄温泉駅で乗り継ぐ「リレー方式」で開業します。フリーゲージトレインについては、JR九州も運用に難色を示し、2018年7月19