湖西市立図書館で昨年十月に始まった電子図書貸し出しサービス「こさい電子図書館」を活用し、一人一台に配備された電子端末で読む「デジタル朝読書」が同市の湖西高校で始まった。現時点では希望者全員に端末が行き渡った現一年生に限っており、生徒の反応は上々。次年度以降は新一年生にも拡大し、活字に親しむ新習慣の定着を目指す。 (鈴木太郎) 教室に着いた生徒はノート型のタブレット端末を広げ、朝のホームルームが始まるまでの十分間、借りた電子書籍を黙々と読み進める。デジタル朝読書は二月に始まり、十七日には一年生の九割ほどが紙の本でなく、電子書籍を読んでいた。