感度や尤度比、検査後確率などについて※ 感度と特異度の意味は冒頭の記事を参照下さい。以下の内容ではそれらは知っているものとして進めます。 さて、感度と特異度の意味は分かりました。 しかし、どこかいまいち分からないような感覚があるかもしれません。 とりあえず、最低限なんとなくでも知っておいたほうが良いことだけを書くと、 ・感度が高い検査というのは、「陽性になる確率が高い検査」ともいえる。 →そんな陽性になる確率が高い検査をしたのに結果は陰性だった。 →ということはその場合は「本当に病気がない可能性が高い」と考えることが出来る。 だから「感度が高い検査」は除外診断に用いられる。 ・特異度が高い検査というのは、「陰性になる確率が高い検査」ともいえる。 →そんな陰性になる確率が高い検査をしたのに結果は陽性だった。 →ということはその場合は「本当に病気がある可能性が高い」と考えることが出来る。 だから「特異度が高い検査」は確定診断に用
