再読です。 2007年2月に読んでおり、そのときに書いたmixiのレビューでは「いつか自分もこんな仕事がしたいと思えた一冊です」とのことですが、入社2年目だった自分も、主人公と同じ30歳を迎えようかという年になりました。 大手飲料メーカーでそれなりの実績を残し、まあまあ現状にも満足の主人公に訪れる転機…「僕は一人前になっただろうか」という帯の言葉が自分にも重なり(実績は?ですが)胸に刺さります。 父親が社長の新しい会社で、従業員の信頼を勝ち取りながら経営改革に取り組み主人公は、若さゆえにいろいろもがきつつもカッコいい! そして、同い年になろうかという自分はまだ「こんな仕事」はしてないなーと気持ちも改め。。。 ちなみに、著者は人事系のコンサルの方で、その点で異色の小説でもあります。組織・人事コンサルに興味を持つキッカケになった一冊でもあります。