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2007年9月17日のブックマーク (2件)

  • 豊かな社会って何だろう - o xein’, angellein...

    財産とはなんだろうか。最近電車の中で、あるいは寝る前に読んでいるアランの『定義集』によればこうだ。FORTUNE 財産この言葉の二重の意味[富、運;訳者注]には、学ぶところが多い。そこでは富の起源が純粋な偶然に帰されている(それが財産という言葉の来の意味である)。そこには語の深い意味が示されている。なぜなら、ある運との出会いなくして仕事は豊かなものとならないから。そういうわけで、財産が正しいかどうか問うことは、くじ引きが公正であるかどうか問うことである。   『アラン 定義集』神谷幹夫訳、岩波文庫、p.88 日には「金の切れ目が縁の切れ目」という諺もあることだし、アランの定義にある「運」を「縁」といい換えても良いかもしれない。あるいはひっくり返して「縁の切れ目が金の切れ目」と言うこともできる。あらゆる縁が絶えてしまったら金も無くなる、ということになるだろうか。 ところで、内田樹氏が最近

    komugix
    komugix 2007/09/17
  • 格差社会って何だろう - 内田樹の研究室

    「格差社会」という言葉が繰り返し紙面に登場する。 格差がどんどん拡大しているから、これを何とかしなければならないという現実的な(あるいは非現実的な)さまざまの提言がなされている。 どなたも「格差がある」ということについてはご異論がないようである。 だが、私はこういう全員が当然のような顔をして採用している前提については一度疑ってみることを思考上の習慣にしている。 「格差」とは何のことなのか? メディアの論を徴する限りでは、これは「金」のことである。 平たく言えば年収のことである。 年収数億の人もいるし、数十万の人もいる。 とくに年収が低い階層のヴォリュームがこのところ急増している。 パラサイトシングルというのも、フリーター・ニートというのも、ネットカフェ難民というのも、過労死寸前サラリーマンも、要すれば「金がない」せいでそういう生活様態の選択を余儀なくされている。 そういう説明がなされている

    komugix
    komugix 2007/09/17
    これって格差の上層に対する批判でしょ?