12月6日にアップした記事「オウム麻原元教祖の子どもたちが語る『普通に生きたい』という希望とは」には120万というアクセスがあった。だからどうなんだと言われればそれまでだが、紙の媒体に長年関わってきた者にとっては120万というのは巨大な数字だ。故・筑紫哲也さんが昔、「テレビは作り手も把握できないくらい影響力を肥大化させつつある」という趣旨のことをよく語っていたが、いまやスマホの爆発的普及によって、ネットがそういう存在になりつつあるといえる。 いろいろな反響もあったなかで、オウム麻原元教祖の三女からもメールが届いたので触れておこう。私信だからそのまま公開はできないのだが、前回の記事についての意見を書いたうえで、2点について訂正ないし注意を依頼するという内容だった。 ひとつは、「松本家の子どもたち」という見出しで四女の話を紹介することへの異論だった。四女は松本家に反発して家出した存在で、その意