「もっと近くで教えたい」 FC東京のJ1昇格の大きな原動力となり、その後数クラブを渡り歩いた後に2007年アルテ高崎で15年の選手生活にピリオドを打ったアマラオ。お世話になった日本に恩返しをしたい、そんな思いを持ったアマラオをコーチとしてJFL・FC刈谷に誘ったのはFC東京や湘南ベルマーレで共に闘ったかつてのチームメイト浮氣哲郎監督だった。「豊富な経験、サッカーへの取り組み方、ファンへの接し方を若い選手へ伝えて欲しい。手本になる」と浮氣監督は語る。 現在FC刈谷は18チーム中17位。今季はまだ2勝しか上げられていない。JFLから地域リーグへの降格チーム数は上位クラブのJリーグへの昇格、チームの合併・解散などでその年によって変わるものの、原則下位2チームの自動降格+入替戦1チーム。FC刈谷は降格の危機にあると言える。 FC刈谷の置かれている環境はよいものとは言えない。コーチはアマラオだけ。昼