タグ

ブックマーク / kotobank.jp (10)

  • ウシャブチ(うしゃぶち)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    古代エジプトで、死者とともに墓室に副葬した小形の人形。古くはシャワブチshawabtiとよばれたが、のち古代エジプト語で「答えるもの」を意味するウシャブチ(あるいはウシェブチ)の名が一般的となった。その役目は、死者が冥界(めいかい)でオシリス神に命じられる労働を人にかわってすることであり、木、石、または陶器でつくられ、まれに青銅製のものもあった。多くはミイラの形をし、しばしば下半身に『死者の書』第6章からの語句などが記されている。その使用は中王国時代に始まり、新王国時代にとくに広く行われた。初期にはただ1体を納めたが、のちその数を増し、一つのミイラに700体ものウシャブチが副葬された例が知られている。 [友部 直]

    ウシャブチ(うしゃぶち)とは? 意味や使い方 - コトバンク
    konekonekoneko
    konekonekoneko 2023/07/19
    君たちはどう生きるか に出てきたお守り人形
  • ボネリムシとは? 意味や使い方 - コトバンク

    ボネリムシ科のユムシ動物。州中部以南,地中海に分布し,死んだサンゴ礁の中に穴を掘ってすむ。雌雄で体の大きさが極端に異なっていて,雌は体長20mm,幅7mm,そして体長の2~2.5倍の長さの吻(ふん)をもつのに対し,雄は体長1mm,幅0.15mmで腹面に繊毛が密生する。雌の体は濃緑色で1対の腹剛毛をもち,吻の先端は大きく二叉する。雄は雌の咽頭中に寄生生活していて,体の前方に1対の腹剛毛があり,体の前端に生殖口が開いている。受精卵から孵化(ふか)した幼生が,そのまま海底生活をすると大きな体の雌になり,幼生が雌の体に付着して過ごすと雌の体の分泌物によって雄になる。したがって雌の体についている時間をかえることによって,いろいろな間性をつくることができる。 執筆者:今島 実 環形動物門ユムシ綱ボネリムシ科に属する海産動物。千葉県以南に分布し、死んだサンゴ礁に穴を掘ってその中にすむ。雌は体長約2セン

    ボネリムシとは? 意味や使い方 - コトバンク
  • 開明(カイメイ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    [名](スル)人間の知識が進み、文化が発展すること。また、文化が進んだ状態にあること。開化。 「―の今の欧洲の眼を以って見れば」〈福沢・学問のすゝめ〉 〘 名詞 〙① 知識が開けて、文物が進歩すること。文明開化。また、知識が開け、物事がよくわかること。聰明なこと。[初出の実例]「予也固有下与二漢宋旧説一異者上。然皆積疑之至。融釈開明。自然得レ之」(出典:童子問(1707)中)「欧米の開明文化は我文明にまされることいふまでもなき事なるから」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下)[その他の文献]〔史記‐五帝紀〕② 知識などを開き、不明な点を明らかにすること。[初出の実例]「正法眼蔵そこばくおほしといへども、なんだちことごとく開明せず」(出典:正法眼蔵(1231‐53)仏経)③ 日の出る所。〔淮南子‐地形訓〕④ 獣の名。天獣という。〔山海経‐海内西経〕

    開明(カイメイ)とは? 意味や使い方 - コトバンク
    konekonekoneko
    konekonekoneko 2019/03/25
    こんなのがいいなぁ。
  • 開化(かいか)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    ※安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉初「追々我国も文明開化(カイクヮ)と号(いっ)てひらけてきやしたから」 〔李邕‐淄州刺史謝上表〕

    開化(かいか)とは? 意味や使い方 - コトバンク
  • 輝安鉱(きあんこう)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    重要なアンチモンの鉱石鉱物。輝蒼鉛鉱(きそうえんこう)とは同一構造。中間相に対し、かつて幌別鉱(ほろべつこう)という名称が提唱されたが、現在は用いられていない。メタ輝安鉱metastibniteと称する赤色粉末状の非晶質物質と同質異像関係にあるという説もあるが、メタ輝安鉱は少量の水分を含んでいるという説もある。比較的低温生成の熱水鉱床中に産し、黄鉄鉱、閃(せん)亜鉛鉱、ベルチェ鉱などと共存し、柱状から針状の結晶をなす。愛媛県西条市市ノ川(いちのがわ)鉱山(閉山)のものは、結晶の大きさ、結晶面の複雑さで世界的に有名であったが、現在は中国からかなりの良晶が発見されている。英名は元素アンチモンの別名スチビウムstibiumに由来する。 [加藤 昭 2016年3月18日]

    輝安鉱(きあんこう)とは? 意味や使い方 - コトバンク
  • X理論・Y理論(えっくすりろんわいりろん)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    アメリカの行動科学者D・マグレガーが経営管理について名づけたもので、X理論とは、伝統的経営管理が依拠する古い人間観とそれを前提にした諸種のシステムをいい、Y理論は、それに対照される新しい人間観とシステムをいう。 X理論では、(1)普通の人間は生まれながら仕事が嫌いで、できれば仕事はしたくないと思っている、(2)このため、人間は強制されたり、統制されたり、命令されたり、処罰すると脅されなければ、目標達成のために十分な力を出さない、などといった人間観が前提となっている。この人間観にたつと、厳格な監督、金銭刺激、ノルマ(標準作業量)の賦課、規則の多用による管理方式がとられることになる。 Y理論では、(1)仕事をするのは人間の性であるが、条件しだいで、満足したり嫌悪したりする、(2)人間は自分から進んで身をゆだねた目標には自発的に努力する、(3)献身的に努力するか否かは、達成して得る報酬しだいで

    X理論・Y理論(えっくすりろんわいりろん)とは? 意味や使い方 - コトバンク
  • キセニア(きせにあ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    〘 名詞 〙 ( [ラテン語] xenia ) 重複受精の結果、植物の雌の形質である胚乳(はいにゅう)に雄の形質が現われる現象。トウモロコシの黄色胚乳系(優性)の花粉を白色胚乳系(劣性)の雌しべに与えると種子に黄色の胚乳が生ずるなど。 被子植物の種子の胚乳(はいにゅう)の性質に、雄性(花粉)の影響が現れる現象。以前は、メンデルの「遺伝の法則」と異なる現象と考えられたが、被子植物特有の重複受精の機構が明らかとなって、この現象の仕組みも解決された。 トウモロコシのある品種は黄色の胚乳で、他の品種の胚乳は白色をしている。この場合、黄色胚乳種は、白色胚乳種より顕性であり、黄色胚乳種の花粉を白色胚乳種の雌しべに受粉させると、できた種子の胚乳が黄色となる。これは重複受精によって、胚乳組織も胚と同様に受精によって生ずるためである。黄色胚乳系統のトウモロコシの花粉の二つの精核のうち、一つの核は卵核と合体し

    キセニア(きせにあ)とは? 意味や使い方 - コトバンク
  • バルサムとは? 意味や使い方 - コトバンク

    〘 名詞 〙 ( [英語] balsam ) 植物から分泌される天然樹脂と揮発性油との混合物。松やに・カナダバルサム・ペルーバルサムなど、香料や天然樹脂として利用される。バルセム。バルサモ。〔舶来語便覧(1912)〕 樹木から自然に,あるいは人工的に傷をつけたときに流れでるやに。樹脂が精油にとけているものであり,一般に流動性が長く保たれるものが多い。これらは地名または樹種名をつけて呼ばれる。カナダバルサムは北アメリカのバルサムモミAbies balsamea Mill.やツガ・カナデンシスTsuga canadensis Carr.からえたもので,レンズの接合剤などに使われる。ペルーバルサムは南アメリカのミロキシロン・ペレイラエMyroxylon pereirae Klotsch.から,トルーバルサムも同属のトルイフェラムM.toluiferum H.B.K.から,コパイバルサムは南アメリ

    バルサムとは? 意味や使い方 - コトバンク
  • 恩讐(オンシュウ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    〘 名詞 〙 めぐむことと、うらむこと。なさけと、うらみ。[初出の実例]「千歳恩讎両不レ存、風雲長為弔二忠魂一」(出典:黄葉夕陽邨舎詩‐前編(1812)四・宿生田)[その他の文献]〔韓愈‐劉生詩〕

    恩讐(オンシュウ)とは? 意味や使い方 - コトバンク
  • 幼生生殖(ヨウセイセイショク)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    〘 名詞 〙 成体になる前の段階で、幼虫の体内の卵細胞が発生を始める現象。単為生殖の一種。寄生虫である肝蛭(かんてつ)や、タマバエでその例が見られる。 幼生でありながら体内で卵が成熟し,単為生殖を行って新個体を生じること。寄生性のタマバエやカンテツの幼生にその例が知られている。扁形動物の吸虫類に属するカンテツのミラキディウム幼生は,水中を泳いでいる間に中間宿主であるモノアラガイの体内に入り,スポロシスト幼生となる。スポロシスト体内の生殖細胞は単為発生してレディア幼生を,レディア幼生の体内でもまた単為発生をして多くのセルカリア幼生を生じる。カンテツの終結宿主は草動物で,十分な栄養のもとで成体に成長し両性生殖を行う。糞(ふん)とともに排出された受精卵は水中でミラキディウム幼生になるが,いつ再び終結宿主に戻れるかわからない。そこで,かろうじて栄養状態にめぐまれた中間宿主内で,幼生生殖により爆発

    幼生生殖(ヨウセイセイショク)とは? 意味や使い方 - コトバンク
  • 1