一昨日、私やマスコミ関係者などへ送られてきた、遠隔操作事件の、自称真犯人からのメールですが、差出人について、いくつかの可能性を考えてみました。 1 真犯人 犯行の手段・方法を具体的に語り、秘密の暴露として複数の事実関係を提示していることや、メールを見る限りですが、首肯できる説明をしていることから、その可能性はあると思います。ただ、実際に、メールで語られている方法で犯行が可能なのか、秘密とされていることにどこまで該当するものがあるか、慎重な分析、検証が必要でしょう。 2 被告人 これは、かなり疑われているところではないかと思います。ただ、私が感じるのは、被告人、弁護人の「遠隔操作されていた」という主張は、私が把握した限り、かなり抽象的、雑駁なレベルにとどまっていて、検察官があれこれと提示している、被告人が使用していたPC等における「痕跡」と遠隔操作されていたこととの整合性を説明できていません