新規事業での「最悪の部下」は新しいことに挑戦しイノベーションを起こそうとしている「新規事業開発部署」の上司から見ると、「こんな部下では……」と思ってしまうことがままあります。 このコラムをこれまでもお読みになっていらっしゃる方であれば、既にお気づきかと思いますが、「新規事業での『最悪の部下』」は、往々にして「既存事業では『最良の部下』」であることが多いのです。既存事業で活躍していた時に身につけた(体に染み込んでしまった)文化や考え方や行動の習慣が、「新規事業」では残念ながら邪魔になり、マイナスパワーになってしまいます。 今回は、私が新規事業などの上司役を勤めていた時の経験から「新規事業に向かない『最悪の部下』」のパターンと、その対処法をお伝えします。(『最悪の』という言い回しは、キャッチーだから使用しているだけですが……) 1-1.「きちんと仕事をしようとする部下」「きちんと」や「きっちり