沖縄のお弁当事情と言えば空港の空弁や激安弁当など話題に事欠きませんが、旅先弁当の代名詞と言えばやっぱり駅弁。と言うと、モノレールだけの沖縄に駅弁があるの?なんて思われる方も多いかもしれませんね。ありますとも!しかもただのお弁当ではありません。かつて全国駅弁大会でベスト8入りし、それを食べるためだけに沖縄を訪れる人も後を絶たないという、伝説の駅弁なのです。 その駅弁の名前は「海人(うみんちゅ)がつくる壺川駅前弁当」。沖縄県内で駅弁として国鉄に登録のあるものは、現在こちらの駅弁のみ。その沖縄唯一の駅弁は、日本最南端の駅弁でもあり、日本最西端の駅弁でもあり、そしてまた、その日に上がったばかりのフレッシュなお魚がヅケで入っているという破格の駅弁でもあります。悪天候などで魚の上がらなかった時のために、店内に水槽まで用意してある徹底ぶり。生の魚が入っている駅弁は日本で現在、こちらと高知駅弁「かつおたた