大阪府茨木市のコンビニエンスストアで9月、店長らに因縁をつけて土下座させ、商品のたばこを脅し取ったとして恐喝罪に問われた無職、中村剛被告(39)の論告求刑公判が6日、大阪地裁(長井秀典裁判官)で開かれた。検察側が懲役2年を求刑。弁護側は執行猶予付き判決を求め、結審した。判決は11日。 起訴状によると、中村被告は野仲史晃被告(46)=同罪で公判中=らと共謀。9月8日、コンビニ店内で、「店に車突っ込む言うてるで」などと店長らを脅し、たばこ6カートン(2万6700円相当)を受け取ったとされる。 中村被告は捜査段階で「恐喝するつもりでコンビニに行った」と供述。しかし初公判で、「野仲被告が金品を要求し始めた際に止められなかっただけで、当初から恐喝目的で来店したわけではない」と主張を変更し、結審が見送られていた。