17日午前11時半ごろ、川崎市川崎区昭和1丁目の住宅で、男女3人が血を流して倒れているのを、駆けつけた川崎臨港署員が見つけた。この家に住む親子とみられ、署は70代くらいの男性が無理心中を図った疑いもあるとみて調べている。 署によると、午前11時20分ごろ、近所の男性が「助けて。警察官を呼んで」という女性の声を聞き、通りがかった署員らが駆けつけた。1階の玄関に上半身から血を流した40代くらいの男性がうつぶせで倒れ、そばで首から出血した70代くらいの女性が座っていた。また隣の居間から、腹から血を流した70代くらいの男性が包丁を持って出てきて、「俺が刺した。俺も死ぬ」と言って意識を失ったという。 3人とも病院に運ばれたが、40代くらいの男性は午後0時45分ごろに死亡が確認された。70代くらいの男女は夫婦とみられ、いずれも重傷だという。