kgdbはLinux 2.6.26 から統合されたカーネルのデバッグ機能です。使った感じとしては、gdbサーバをカーネルが提供しているような雰囲気です。カーネルモジュールを書いていて厄介なバグに出会ったので、導入してみるに至りました。以下ではその導入方法について述べます。 おおまかな手順 おおかまな手順は以下の通りです。 kgdbをサポートしているカーネルを用意する。 boot時オプションでkgdbを使うように指示する。 ターゲットのvmlinuxをgdbクライアントにコピーする リモートからターゲットにつないでみる kgdbをサポートしているカーネルを用意する kernel.orgなどから2.6.26以降のカーネルを落としてきて、make oldconfigした上でmake menuconfigし、Kernel hackingの項目を開き、kgdbをオンにしてカーネルをビルドします。多く