【モスクワAFP=時事】ロシア中部リペツク州で25日、米清涼飲料大手ペプシコの工場が倒壊し、貯蔵されていたジュースが外にあふれ出した。 町に突然、ジュースの川が出現し、25日放映の国営テレビによると、オレンジ色の川が流れる道路を、車の運転手がぼうぜんと見詰めている。 現場は、首都モスクワの南約320キロにある町レベジャニ。現場を調べた当局者は25日、9階建てに相当する工場の建物は「トランプのカードで作った家」のように崩れ落ちたと説明した。屋根が崩落し、2人が負傷。約2800万リットルのジュースが貯蔵されていたが、検察は「貯蔵庫が崩壊し、大洪水となって道を流れ、ドン川に注ぎ込んだ」と述べている。