曲に合わせて創作に関するkoulogのブックマーク (7)

  • 空と君のあいだに - 名曲からの物語

    僕のあだ名は、イエスマン。 争うことが嫌いで、出来る限りみんなに同調し、自分の意見を言わないように生きてきた。 だってさ、誰かが傷ついたり、泣いたり、悲しんだりするのを見るのが嫌なんだ。 そんなお人好しな性格も災いして、僕の恋はいつも片想い止まり。 それでも、人は恋をしてしまう。 この4年間の僕の大学生活に彩りを添えてくれる人がいたのだ。 彼女はイマドキの女子大生とは違って、奥ゆかしい雰囲気を纏っていた。 階段教室の後ろの席から彼女のことを眺めてるだけで幸せだった僕にとって、3回生で彼女が同じゼミに姿を現した時には息が止まるかと思った。 グループ研究を経て、少しずつ距離が縮まり、彼女からは「ずっと昔から知ってる感じがして、あなたといると、凄く居心地がいいんだぁ」とさえ言われるようになった。 女神からの全幅の信頼を勝ち取った僕は、今まで歩んできた人生で、今が一番最高の瞬間だった。 そんなある

    空と君のあいだに - 名曲からの物語
    koulog
    koulog 2023/09/06
    途中で、松任谷由実のDestinyかなぁ〜って思ったんだけど違いましたね😅💦
  • 海 - 名曲からの物語

    そして、私は渚に誓った・・・ 大学進学と同時に都会暮らしを始めた私。 そのまま、東京で就職、そして、ひと月後に式を挙げる彼ともそこで出会った。 付き合って4年半になる彼。 喜怒哀楽が子供みたいに面倒くさい性格の私を愛し、包み込むように接してくれる誠実な人。 そんな彼との新しい生活がもうすぐ始まろうとしているのに、 何?この感覚?? まるで振り子のように揺らめく何か・・・ 地元の親友に電話すると、「マリッジブルーじゃない?お祝いパーティするから、こっちに戻っておいでよ。」と笑われた。 久しぶりの実家の匂い。 懐かしさが込み上げてくる。 あぁ、私、マリッジブルーだったのかも・・・ってクスッと笑みがこぼれた。 部屋の窓から見える海辺はあの頃と変わらない。 でも、何かが足りない・・・ あぁ、私、ここからいつも「彼」の姿を眺めていたっけ・・・ 気づけば、居もしない「彼」の幻影を求めて、海辺に向かって

    海 - 名曲からの物語
    koulog
    koulog 2022/06/18
    部屋の窓から見える海辺は、恋仲のふたりが『秘密で出逢う場』だったのが、『秘密の想い出』になっていく。切ないですね
  • STILL LOVE HER(失われた風景) - 名曲からの物語

    二人で「寒いね」と身を寄せ合った季節が、今年もこの街にやってきた。 旅立っていった君、あっちでの暮らしにはもう慣れたかい? ジョンも歳だろうか、最近は歩くスピードもめっきり遅くなったよ。 だけど、君との散歩コースだった公園へ行きたがるんだ・・・ どうやら、あの当時と変わらない景色を眺めるのが、好きみたいでね。 きっと、君がフッと戻ってくるような気がするんだろうな・・・ 君が去ったあの日から、なんとか僕らは、一日一日を過ごしてる。 だけど、心は止まったまま。 なんだか、周りだけがせわしなく動いているみたいに感じる。 君の呆れた声が聞こえてきそうだ。 だけど、僕はここに居続ける。 ここは、君との想い出が溢れているから。 どれほどの時が経っても、ここにいれば、これから先もきっと君を想い続けられる。 君に伝えたかった でも、伝えきれなかった 二度と届くことのないこの想い・・・ だから、今夜も星空の

    STILL LOVE HER(失われた風景) - 名曲からの物語
    koulog
    koulog 2022/05/21
    好きだった人に旅立たれた事はありませんが、好きだった人と別れて、思い続けた青春時代の思い出の一コマが蘇ってきました。
  • 慟哭 - 名曲からの物語

    「俺のこと、誰よりもよくわかってくれてるのは、お前だよ。」 その言葉が何よりも嬉しく、私には誇らしかった。 彼の周りにいるどの男友達よりも、私は彼の信頼を勝ち取ったのだから。 休日の映画に、ランチ、どんな時も私は彼の傍にいた。 服を買いに行く時も、そう。 プライベートの服に、仕事のネクタイの一つにしても、必ず振り向いては「どう?」って私に聞いてくる。 「お前のお墨付きがあれば、俺、何でも安心できるんだよな。」って、よく言ってた。 なんだか私色に染まっていく彼を眺めてるのが、最高に幸せだった。 周囲は、みんな、私と彼が付き合ってると思ってた。 いつも「お似合いの二人」って言ってくれたけど、彼からの決定打はなかった。 そんなある日、いつものように彼から仲間内の事に来ないかと連絡が入った。 いつものレストランに、いつもの顔ぶれ。 でも、その日は、少し違う顔がそこにあった。 私よりも年下のおとな

    慟哭 - 名曲からの物語
    koulog
    koulog 2021/12/24
    Xmasにこのストーリー、切ないですね。一言で言うならばSad fate Storytellerさんお帰りなさい。と言ってもまたお仕事に専念するとか!あさひさんのブログで知りました。一人でも多くの合格者が出る様に頑張ってください
  • オリビアを聴きながら - 名曲からの物語

    ねぇ、聞いてもいいですか? 年齢差のある恋について・・・ しかも、相手が自分よりも、うんと歳下の男性だったら・・・ あなたはどう思いますか? 私は故郷で夢だった小さなアトリエを開いてるアラフォーです。 美大生時代に卒業旅行で訪れたドイツで、やわらかな色彩のステンドグラスにすっかり魅了されて、異国の地で長い月日を修行してきました。 今では、有難いことに、制作のオーダーも少しずつ入るようになり、レッスン教室に参加してくれる生徒さんも増えてきました。 私のアトリエに足を運んでくださる生徒層は、「人生の余暇に」とご年配の方が多いです。 そんなある日、まだ少しネクタイ姿が初々しい感じのサラリーマンが一人、入会したいと現れました。 ジャスミンティーを飲みながら彼の話に耳を傾けると、学生時代に美大で学んでいたこと、その道を極めたかったけれども、自分の力量を感じ夢を諦め、就職したことなどを語ってくれました

    オリビアを聴きながら - 名曲からの物語
    koulog
    koulog 2021/10/13
    若かりし頃よく聞いた曲です。久しぶりにYouTubeで聞きながら創作を拝読させてもらいました✨
  • あなただけ見つめてる - 名曲からの物語

    恋が人を狂わせる? そんなこと、あるわけないじゃん! 男の色に染まるなんて、自分じゃなくなるってことでしょ!? 今、21世紀!男女平等なんだから、そんな夢見る夢子みたいなこと言わないの~!! いつもの気の合う仲間たちとの女子会。 ハイボール片手に馬鹿笑いするのが最高に楽しかった。 彼と出会うまでは・・・ 三十路に差し掛かろうとしてる私。 職場でも、もう慣れた業務に代わり映えのない人間関係だから、楽っちゃ楽なんだけど、刺激がない日々を送っていた。 そんなある日、関連会社への出向を命じられた。 出向いた先は、就業形態ももちろん違うし、何と言ってもそれまで誰にも遠慮せずお気楽にやってきていた私にとっては、その日から息が詰まる日々となった。 しかも、最悪なことに業務終了時間の関係で、いつもの女子会には顔を出せる機会がパタリとなくなり、ストレス発散することもできない。 2週間耐えたけど、さすがに誰も

    あなただけ見つめてる - 名曲からの物語
    koulog
    koulog 2021/10/08
    Storytellerさん読者登録ありがとうございます。 Storytellerさんにプラスになる記事か分かりませんが、暇な時に立ち読み感覚で訪問して下さい。 これからも長いお付き合い宜しくお願い致します。
  • なごり雪 - 名曲からの物語

    僕には2つ下の幼馴染がいた。 勉強もスポーツもでき、その上、気立てが良かったので、たくさんの人達から愛されていた。 彼女が微笑むと、まるで爽やかな風が通り抜けたかのように、周囲は一瞬でやわらかな雰囲気に包まれたものだ。 そんな彼女にも、一つだけ足りないものがあった。 生まれつき聴力がなかったのだ。 小学生の頃、隣に住む彼女の母親から「何かあったら助けてやってね」とお願いされていたこともあって、僕はいつも彼女の傍にいた。 中学生になると、近所の子どもだけが通う小学校とは違い、色んな地区から生徒が学校に集うようになる。 中には物珍しいのか、彼女をからかう奴もいた。 あの屈託のない笑顔しか見せたことのない彼女が、大きな目からポロポロと涙をこぼしているのを初めて見た時、頭に血がのぼって、いじめた奴らをこてんぱんにしてやった。 その日から、頼まれたからではなく、何があっても自分が彼女を守っていくんだ

    なごり雪 - 名曲からの物語
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