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ブックマーク / www.asahi-net.or.jp/~QM4H-IIM (1)

  • 絶版になる小林信彦作品 (秘密の部屋)

    ◆昔から、小林信彦氏の小説が〈なんとなく〉好きでした。特に意識せず、新刊を目にするごとに買って読んでいました。ところがあるとき――というのは1997年ごろ、『イーストサイド・ワルツ』を読んでいた僕は、 「自分は、じつは小林信彦の小説が〈なんとなく〉ではなく〈とても〉好きなのだ」 と自覚しました。 トワ・エ・モアの歌「ある日突然」ではありませんが(古いですが)、目の前にいる女友だちが、友だちではなく恋人になった瞬間に似ているとでも申しましょうか。 ◆突然の意識の変容。さあ、そうなると、じっとしてはいられない。さっそく屋に走り、まだ買っていない文庫を買っておこうと探し回りました。 と・こ・ろ・が。 棚には、ほとんどないのですね、小林信彦作品。 「ウッソー、この間まであったはずだろう」 仰天して新潮文庫の目録をみると、小林氏の過去の作品はほとんど絶版になっているではありませんか。ほんとうに絶

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