シンガポールの政府系ファンドTemasekは、植物原料の合成肉を用いた“肉無しバーガー”で知られる「インポッシブルフーズ」に7500万ドル(約83億円)を出資している。 有名シェフのデイビッド・チャンは昨年、インポッシブルフーズの肉を自分の店「Momofuku Nishi」のメニューに取り入れた。この植物で作られたビーフは現在、米国の44レストランで使われており、今後数カ月で100店に広がる見込みだ。 インポッシブルフーズのCFO兼COO、デイビッド・リーは「私たちは消費者を新しいムーブメントに向かわせている」と述べた。 肉の代替素材に関心を示したアジア企業はTemasekが最初ではない。アジア最大の資産家の一人、李嘉誠はもっと早くからインポッシブルフーズに出資していた。 アジアの投資家らは、なぜインポッシブルフーズに期待を寄せるのだろう。Temasekで広報を担当するポール・ユーイングー