タグ

ブックマーク / kamiyakenkyujo.hatenablog.com (72)

  • 新語・流行語大賞トップテン「ご飯論法」受賞でのスピーチ - 紙屋研究所

    『現代用語の基礎知識』選、ユーキャン 新語・流行語大賞トップテンに「ご飯論法」が選ばれ、ぼくは、上西充子教授と共同受賞させていただきました。 その時のぼくのスピーチを下記の記事から転載しています。書き起こしありがとうございました。 note.mu ぼくは、今年の重大なニュースの一つが、森友問題に関わる公文書改ざんの発覚だったと思っています。民主政治の危機です。そのことに関わる言葉としてスピーチできたのは意義のあったことだったなと思っています。 なんども言ってますけど、この論法についての発見は上西さんによるものでした。論法として問題を提起することで、相手がすり替えようとしているものが見えてきました。 紙屋高雪のスピーチ(書き起こし) ブロガーの紙屋と申します。今日、選んでいただきまして、どうもありがとうございます。 今日、話を聞くと、他の国語辞典(大辞泉)でも(「新語大賞」の「次点」として)

    新語・流行語大賞トップテン「ご飯論法」受賞でのスピーチ - 紙屋研究所
    kowyoshi
    kowyoshi 2018/12/05
    おめでとうございます
  • ビルトインされたポリコレ棒 『ゴールデンカムイ』をめぐって - 紙屋研究所

    これなんだけどね。 「ゴールデンカムイは少女が性的搾取されないから良い!」という持ち上げ方に疑問を感じる人たち - Togetter 明治時代に北海道で隠されたとされる金塊を争奪する物語、野田サトルのマンガ『ゴールデンカムイ』について。ヒロインのアシㇼパの「サービスシーン」「エッチ展開」がない=少女が性的搾取されないからよい、いやそんな理由で勧めるのはおかしい、的な論争。 ある倫理基準がその人の中にしっかりとビルトインされている場合、ごくごく自然にその倫理基準に沿うかどうかで好悪を分けてしまうということは実によくあることである。そして、それは決して不自然な行為ではない。 女性の人権をめぐって日々の生活の中でせめぎ合い・葛藤・闘争をしているようなセンシティブな毎日であれば、そのこと一つで作品に引っ掛かりを感じてしまう、あるいは作品全体がダメなふうに感じてしまう、というのはきわめて自然なことだ

    ビルトインされたポリコレ棒 『ゴールデンカムイ』をめぐって - 紙屋研究所
    kowyoshi
    kowyoshi 2018/04/14
    まあなあ…俺もたとえフェミニズム的に正しい作品でも作中で肯定的に「土用の丑の日はウナギに限りますなー」とか描かれていたらシラケるもんなあ>倫理基準の違い
  • 本を出します 『マンガの「超」リアリズム』 - 紙屋研究所

    4月に花伝社から『マンガの「超」リアリズム』というを出します。マンガ評論の書籍は2冊目になります。連載当時から反響があって、連載をしていた雑誌の編集の方から書籍化を強くすすめていただき、花伝社での出版の運びとなりました。 これは教育誌「人間と教育」に約5年間連載していた「マンガばっかり読んでちゃいけません!」がベースです。 この連載をまとめたものを2016年に文学フリマに同人誌として出させてもらいましたが、さらに全体に加筆・補正を加え、なおかつ「ユリイカ」「星灯」などに書いた文章をいれました。 主な目次は次の通りです。 大人と幼児が同時に楽しめるマンガはあるか? いわさきちひろはどう批判されたか 「ダメ人間マンガ」はなぜ増えているのか? 「スポ根」マンガは死んだのか? 「ヤンキーマンガ」と「an・an」の接点は? 「気持ち悪い」「グロイ」という『はだしのゲン』の読み方の強さ 『ONE P

    本を出します 『マンガの「超」リアリズム』 - 紙屋研究所
    kowyoshi
    kowyoshi 2018/04/04
    興味ある
  • 川崎昌平『重版未定』 - 紙屋研究所

    クセになるマンガだ。 なんども読んでしまう。 『重版出来』がストレートな出版への情熱なのに対して、売れない中小出版の現場からの「情熱」は、冷めているように、倒錯しているように、無のように、見える。その幾重にもねじれて伝わってくるメッセージが、じわじわくるのである。 重版しないはダメななのか? 重版して儲って……それがなんだ? 千人の読者が求めると1万人の読者が求めるは 違う 1万人のために編集すると 千人を見捨てることになる。(1巻p.200-201) バカ売れして、そしてすぐに消えていくというのは、いったい何であろうか。 売れているを読んだとき、「何でこんなものが売れて(ウケて)いるんだ」と思うことがある。「これでなければ売れないというのであれば、売れなくていいわい」と思ってそのを閉じる。 大学で先輩から「いいだよ」と教えられたの多くは「売れない」だったし、社会人にな

    川崎昌平『重版未定』 - 紙屋研究所
    kowyoshi
    kowyoshi 2018/03/09
    トンズラではないけど、先輩ライターが本の締めとなるところを書けなくなってしまい、自分が代わりに書いたことあったよなあ…だから、この漫画と作者にシンパシー抱くように…
  • 吉田裕『日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実』 - 紙屋研究所

    兵犠牲者は戦争末期の1944年以降の1年間に9割 『日軍兵士』というタイトルだけ聞くと、あるいはサブタイトルの「アジア・太平洋戦争の現実」までを聞いても「ふーん…」としか思えない。 このにどこに新味があるのか。 メインタイトルで損をしていると思うが、このは3つの問題意識で書かれている。 軍事史としての戦争史の再点検(戦争体験世代の研究者はあまり関心を持たず、しばらく防衛庁防衛研修所の独壇場だった)。 兵士の目線での日軍兵士への身体などへの負荷。 兵士に負荷をかけた根源としての旧軍の特性(思想・体質・構造) である。 とりわけ2点目の「兵士の目線での兵士への身体などへの負荷」という点は、専門家にはすでに知られたことであるかもしれないが、シロウトであるぼくには新鮮な事実がいくつもあった。 このの起点となっているのは、アジア・太平洋戦争における310万人という日国民の犠牲者という

    吉田裕『日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実』 - 紙屋研究所
    kowyoshi
    kowyoshi 2018/03/09
    ワシらのような、いわゆる軍ヲタがスルーしがちなことが書かれているのか…
  • 『ブータンの瘋狂聖 ドゥクパ・クンレー伝』『一休伝』 - 紙屋研究所

    100%興味位で読んでしまった 『ブータンの瘋狂聖 ドゥクパ・クンレー伝』は、中世のチベット・ブータンの仏教僧であったドゥクパ・クンレーの伝記である。 ドゥクパ・クンレー(一四五五−一五二九)は、チベット、ブータンを中心に活躍した型破りの遊行僧である。……住まいを1ヶ所に定めず諸国を歩き回り、人の眉をひそめさせるような常軌を逸した行いを憚らず、「瘋狂」(smyon pa)と称された。瘋狂(ふうきょう)というのは、一般的な風狂、すなわち「風雅に徹する、精神的な平衡を失っている」といった意味ではなく、チベット・ブータン教においては、普通の宗教者のレベルを超えた、凡人の常識では計り知れない境地に達した聖人を指す。彼らは、戒律に囚われることなく、あえて社会規範に反した行いをし、それによって形骸化した既成教団を弾劾し、仏教の質を思い起こさせようとする者である。(書解説、p.223) 書冒頭の

    『ブータンの瘋狂聖 ドゥクパ・クンレー伝』『一休伝』 - 紙屋研究所
    kowyoshi
    kowyoshi 2018/03/09
    紙屋さんのところまで、「このマンガがひどい!」が伝わっていたとは…>どこの「このマンガがひどい!」ですか
  • 関川夏央の予言は的中したのか - 紙屋研究所

    第一の見開きは突進する将兵の絵柄で、〈合戦は……〉と文字が添えられている。 第二の見開きには〈終わった……〉と文字があって、突進したはずの将兵がこぞって「ずっこけ」ている。 関川夏央『知識的大衆諸君、これもマンガだ!』(文春文庫)に出てくるみなもと太郎『風雲児たち』に対する解説である(p.142-143)。 この解説の後、関川は、「作者(みなもと)」は島和彦のアイデアに触発されたのではないかとして次のような一文をつけている。 作者は、少年マンガの島和彦が『炎の転校生』という作品で試みた最終ページの方法から、ヒントを得たかも知れない。 高校生が喧嘩へと至る経緯と喧嘩の技術に関しては克明にかきこんであるのに、喧嘩のシーンそのものはすべて省略、最終ページの「そして滝沢は勝った!!」という特大文字の一行と主人公のシルエット画だけで済ませてしまった。なんのために、どのようにして、誰に勝ったのか、

    関川夏央の予言は的中したのか - 紙屋研究所
    kowyoshi
    kowyoshi 2018/03/09
    関川夏央はアオイホノオを読んでどう思ったのかしら…
  • コージィ城倉・ちばあきお『プレイボール2』 - 紙屋研究所

    ちばあきお『プレイボール』を復活させた、コージィ城倉の『プレイボール2』。 毎巻楽しみに読んでいる。 Amazonのカスタマーズレビューを見ると、1巻が星4つで52レビュー、2巻が星3つで35レビューである(2018年2月18日時点)。 「絶賛」一色というわけではなく、賛否が分かれている状態なのがわかる。 特に2巻。 主人公であるキャプテン谷口の性格描写に違和感を持つ人が多いようだ。 何に問題があるのかと言えば,登場人物のキャラクターが初期設定と変わってしまっていることだと思う。谷口は,ひたすら頑張り,言葉で語りかけるより,ひたすら頑張り続けることでナインを引っ張っていくというキャラクターだったはずが,この当たり前のはずのことがきちんと描かれていないように思う。 https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R5JLA4FYO99W4 谷口の性格

    コージィ城倉・ちばあきお『プレイボール2』 - 紙屋研究所
    kowyoshi
    kowyoshi 2018/03/09
    まあカズマサっぽさがどうしても顔を見せてしまうのはしょうがないね(笑)
  • 新井孝重『戦争の日本史7 蒙古襲来』 - 紙屋研究所

    住民有志のガイド役として元寇防塁を案内し、福岡市博物館の展示で、その人たちになぜか元寇について説明するハメになった。シロウトのにわか教師風。 そのとき、 「元と高麗の連合軍に攻められたあと、高麗に逆に攻めていく計画も立てるんですけど、船の技術がなくてダメになったんです」 と説明した。 すると参加者から、 「あれ? 遣唐使とか遣隋使とか出してましたよね?」 という疑問が出た。当然である。ぼくもそう思ったもの。 「古代にその技術はあったんですけど、廃れてしまうんです」 と説明したのだが、「テキトーな説明をしてツッコまれたので、テキトーな返事をした」という感じになってしまった。ち、ちがうんだ。 高麗外征を計画していたのはほぼ定説だし、福岡市のガイドにも書いてあるので、そういっていいのだと思うけど、船の技術がなかったからという理由の方は、学者の説でしかないので、まあ、「テキトー」っちゃあ「テキトー

    新井孝重『戦争の日本史7 蒙古襲来』 - 紙屋研究所
    kowyoshi
    kowyoshi 2017/09/10
    元寇といえば、今度アニメ化される「アンゴルモア」が…
  • 柳原望『かりん歩』1巻 - 紙屋研究所

    ぼくの故郷は愛知だ。喫茶店が実に多い。多かった。 つれあいは、ヨメとして実家に行くたびに、喫茶店の多さに驚愕していた。何しろ、ぼくのいた小学校区にコンビニができたのは、ぼくが故郷を出て社会人になり、相当時間が経過してからであったけど、田んぼにぐるりと囲まれたぼくの集落に喫茶店ができたのはぼくが小学生の時だった。集落の外れ、田んぼの中に出現した。そのあとも隣の集落にさらにできていた。 統計的にどうなのか知らないけど、実感として多いな、と思う。*1 喫茶店はどのように使われていたかというと、中小企業の社長をしていたぼくの親父が、昼間に打ち合わせる時などによく使っていた。また、自宅に遠方からの客を泊まらせるのだが、朝は家でご飯をべさせることもあったが、喫茶店に行ってモーニングをわせていた。 名古屋の喫茶店は、コーヒーに豆がついてくることやモーニングが変わっていることで有名だ。 名古屋のモーニ

    柳原望『かりん歩』1巻 - 紙屋研究所
    kowyoshi
    kowyoshi 2017/01/20
    お弁当より百合度マシマシ感が
  • 古処誠二『死んでも負けない』 - 紙屋研究所

    ビルマ従軍経験者はうわごとで誰に謝っているのか? 『この世界の片隅に』関連で文献をたどり、古処にたどり着いた(←イマココ)。 とんでもない小説である。 ビルマ戦線を生き延びた、粗暴きわまる祖父を、現代の高校生が観察する体裁をとるのだが、祖父が日射病(熱中症)に倒れてから繰り返す寝言(うわ言)、「申し訳ありません」「申し訳ない」は、一体誰へのものなのか、という謎解きをする小説である。一種のミステリーでもある。(ゆえに、ネタバレは、作の面白みを半減させる。この記事の次章に結末が示されるので、承知して読んでほしい。) ああ、これは自分の不注意で死なせてしまった部下とか戦友*1とか上官に対する贖罪の言葉であろう、と誰もが察する。「ありきたりな」戦争小説ならそうするであろう。 しかし、いかにもそれらしい結論になるだろうというフラグが小説の途中に何箇所も散りばめられるので、逆にぼくは「いや……これは

    古処誠二『死んでも負けない』 - 紙屋研究所
    kowyoshi
    kowyoshi 2017/01/20
    うーむ…
  • 『戦下のレシピ』『昭和経済史』 - 紙屋研究所

    『この世界の片隅に』のアニメをきっかけに、戦時中の日常生活についての文献をいくつか読んだ・読み返した。 戦争になるとなぜ糧難が起きるのか――斎藤美奈子が示した2つの理由 斎藤美奈子『戦下のレシピ』(岩波現代文庫)、中村隆英『昭和経済史』(岩波書店)はその一つ(2つ?)。 『戦下のレシピ』の中に「なぜ戦争糧難を招くのか」という節がある(第5章)。 斎藤は「戦地に送るからべ物がない?」という仮説をまずは批判する。 総人口は変わらないので理屈に合わない、と。「まして旧日軍は、糧について甘く見ていた」(斎藤p.158)。 うむ、アジア・太平洋戦争の「戦死者」の半分が餓死、それ由来の病死だったことは有名だし、牟田口中将の「元来日人は草である、然るに南方の草木は全て即ち之料なのである」という小並感発想をもとにしたインパール作戦での失敗を見てもそれはよくわかる。 斎藤は、この仮説を批判

    『戦下のレシピ』『昭和経済史』 - 紙屋研究所
    kowyoshi
    kowyoshi 2017/01/19
    なんだろう、この日本人によく見られる偏りと悪い意味での楽天主義というものは…
  • 『この世界の片隅に』の原作とアニメの距離――もしくは戦争についての創作はどう描くのが「成功」なのか - 紙屋研究所

    書いていたら長くなった。 先に要旨をまとめておく。 マンガ『この世界の片隅に』は前半が戦前・戦時の日常の描写、後半が主人公の心象であり「記憶」と「想像力」をめぐる物語である。他方、アニメ「この世界の片隅に」は、戦前・戦時の日常をそのまま再現・保存することにしぼられた作品であり、原作のもつ後半部分は後景に退いている。両者は別々の作品(別個の価値をもつ作品)である。 戦争小説戦争をめぐる創作(マンガ・アニメ・映画・ドラマ・演劇…)は手法と題材を選ぶことで、何かを強調し、何かを切り捨てるので、どんな作品であっても批判は呼び起こされる。多様な書き手が多様に描くことでしかこのジレンマは解決されないのではないか。 以下は、映画・原作のネタバレが含まれている。 「暗い」「つらいから読みたくない」と「楽しくて何度も読み返したくなる」 「女性のひろば」という雑誌(共産党発行)の2017年1月号に「『この世

    『この世界の片隅に』の原作とアニメの距離――もしくは戦争についての創作はどう描くのが「成功」なのか - 紙屋研究所
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/12/12
    色々と考えさせられる論考である
  • ユージン・B・スレッジ『ペリリュー・沖縄戦記』 - 紙屋研究所

    戦争はいやだ」という感情に対して 「戦争はいやだ」という反戦・厭戦的感情に対して、ネット上では(あるいはリアルでも)よく「そうだよな。だれも戦争なんか望んでいない。だから攻められたときにはそれを押し返す軍事力で対抗するんだよ(もしくは「だから」ではなく「だけど」でつなぐ場合もあるだろう)」という返事が返ってくるのをよく見る。 たしかに、ぼく自身も個別的自衛権の行使、すなわち自衛戦争を否定する人間ではない。 不合理な侵略があれば、憲法9条のもとで合憲組織として存在している自衛隊が反撃すればいいではないか、と思う。 しかし、9条を擁護する人のなかには、絶対非戦を主張する人もいる。そのような人を「お花畑」と揶揄する空気があることも承知している。*1 「自衛戦争は大義がある。そのための戦争は仕方ないではないか。黙って降伏せよというのか」。こうした意見にたいして、絶対非戦論は、真正面から「戦い」を

    ユージン・B・スレッジ『ペリリュー・沖縄戦記』 - 紙屋研究所
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/10/18
    読んでみたい
  • 東條さち子『主婦でも大家さん』『大家さん10年め。』『大家さん引退します。』 - 紙屋研究所

    投資は目的と必要額のために行うもの 何のために投資をするのか。 子どもの将来の学費を貯めるためとか、老後の不安とか、そういう生活上の具体的な目標がある場合は、当ならその額をはっきり決めて、その額を得るために投資をするのがよい。 うぅ、だけど、基はそのお金節約で貯めるのが一番手っ取り早いし確実じゃないのか。投資分で儲ける分なんて、ホントにあてにならないと思うけどね。「『節約で貯めたお金をどう運用するか』っていう設問だから、銀行預金じゃなくて投資なんだろ」という話かもしれないけど、この前提自体がワナ。そんなもん大して変わらん。「馬鹿だなあ。こんなに変わるんだよ」という説明を持ってこられるかもしれんのだけど、仮にうまくいって20年くらいで数百万円の差が出たとして、それが一体なんだというのか。必要なお金が溜まったかどうかが大事なんじゃないのか。20年後に銀行預金で必要なお金が貯まるのなら、そ

    東條さち子『主婦でも大家さん』『大家さん10年め。』『大家さん引退します。』 - 紙屋研究所
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/09/10
    でなければ引くから(中にはガチ失敗を嗤いたい人もいるだろうが)>本当は自慢話であるものを「失敗談」や「大変日記」みたいにパッケージして読ませるのがこうした女性コミックエッセイストたちの得手なのであろうか
  • 【読み捨て版】読書家などとは言えぬぼくが勧める、ぼくの人生を大いにもしくは少しだけ変えた5冊 - 紙屋研究所

    もちろんこの記事のパロである。 【保存版】数千冊は読書した私が勧める、あなたの人生を変えるかもしれない30冊 - トイアンナのぐだぐだ 「面白かった!」と思えるに出会うのはたやすいけれど、人生を変えるほどの衝撃を与えられることはめったにない。ブログ「トイアンナのぐだぐだ」でオススメされているは悪くないけれど、優等生的すぎる。ひとが人生で変えてしまうのは、有名なのこともあるが、たいていは名も知らぬだったりする。 メールなどで「影響を受けたは何ですか」と質問いただくことは全くないが、ぼくも向こうを張ってぼくの人生を実際に大いに・あるいは・多少変えてしまった5冊のをリストアップした。たぶんこのリストを見たあんたの人生は変わらないだろう。読み捨ててほしい。 国家と革命 (岩波文庫 白 134-2) レーニン 宇高 基輔 岩波書店 1957-11-25 売り上げランキング : 216

    【読み捨て版】読書家などとは言えぬぼくが勧める、ぼくの人生を大いにもしくは少しだけ変えた5冊 - 紙屋研究所
    kowyoshi
    kowyoshi 2016/07/14
    興味深い
  • 「軍師官兵衛」、今日は「城井谷の悲劇」だぜ! - 紙屋研究所

    NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の日(2014年9月14日)放映分は、なんと「城井谷の悲劇」である。 ぼくは以前のエントリで、“どうせNHKはこの官兵衛の黒歴史は描けまい。ハハハハ”と侮りまくっていた。 屋代尚宣『黒田官兵衛と宇都宮鎮房』 - 紙屋研究所 NHKパンフの描き方にみられるように、大河ドラマの主人公が謀殺などをした男であってはならず、このエピソードがとりあげられることはまずない。 職場でこういう話が好きな人と、「まさかあのエピソードは扱うまい」と話題にしていた 正直、スマンカッタ かなり、しっかり、はっきり扱いましたね……。ええ。 NHKの描き方は、次の通りである。 宇都宮に大敗したのは官兵衛ではなく、息子の長政の独断専行であって、官兵衛の天才軍師としての実績には傷はつかない。 その後の宇都宮攻めでは、長政が作戦を立てたものの、官兵衛の承認のもとにおこなわれた「官兵衛の管理下の

    「軍師官兵衛」、今日は「城井谷の悲劇」だぜ! - 紙屋研究所
    kowyoshi
    kowyoshi 2014/09/16
    さて、重野なおきはどう描くだろう
  • 速水螺旋人『大砲とスタンプ』 - 紙屋研究所

    大西巨人『神聖喜劇』を読んでいると、軍隊が法令でかんじがらめになっていることがよくわかる。 『神聖喜劇』の主人公・東堂太郎は、軍隊で死ぬことを思い定めてきたはずだったのに、目の前にある不条理に次第に闘争心を起こしてしまう。その際の武器が軍隊内の規則と法令であった。 特種の法治主義的・制定法主義的領域と私が考える軍隊兵営で、軍人は、殊に営内居住の下士官は、おびただしい法令(規定)の支配下に生活している。彼らの日常的起居寝は、『軍隊内務書』、『内務規定』、『陸軍礼式令』などによって代表的に制約せられる。(大西『神聖喜劇』光文社文庫、第2巻、p.313) どれくらい軍隊は法令にしばられているか。 たとえば、金玉は袴下(ズボン下)の左右どちらに収納するのか――このようなことまで決められている。日軍の『被服手入保存法』には、 睾丸ハ左方ニ容ルルヲ可トス。 とあるのだ。 法令や制度でがんじがらめに

    速水螺旋人『大砲とスタンプ』 - 紙屋研究所
  • 竜田一人『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記』 - 紙屋研究所

    「週刊プレイボーイ」のマンガ評「この漫画がパネェ!!!」で竜田一人『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記』(講談社)について書いた。書のオビでも(小さく、だけど)紹介されている。*1 記録マンガとしてすぐれている ぼくは、『いちえふ』について、基的には記録マンガとしての素晴らしさを評価した。これはすでに多くの人が指摘している通りである。 映像=絵としての記録、というシンプルな意味である。 文字で読んだ原発のルポでは、空間的な認識をどうしても起こしにくい。30年以上前のルポである堀江邦夫『原発ジプシー』(現代書館)は後述するが大変すぐれた潜入ルポである。しかし、文字によって得られる空間イメージはやはりかなり制限される。ところどころ、作業の写真が載っているのだが、昔の写真であるためか、全体的に黒っぽくてわかりにくい。増補版p.164の写真など何がなんだかわからない。 竜田『いちえふ』では、

    竜田一人『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記』 - 紙屋研究所
  • 屋代尚宣『黒田官兵衛と宇都宮鎮房』 - 紙屋研究所

    NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の視聴率が急落だそうである。 http://npn.co.jp/article/detail/70028087/ 観てない? いやぼくも観てないけどね。娘と「ダーウィンが来た!」を観た後観ようととすると娘から「消して!」と言われる。むりやりスイッチを切られる。ドラマ一般が「こわい」からである。とりわけ時代劇は。 そもそも多くの人にとって「クロダカンベエ? なにそれうまいの?」という状態ではないのか。そういう非常識・非国民な手合いのために、おれがひとつ黒田官兵衛まめ知識をさずけてやる。 黒田官兵衛というのは、兵庫県あたりの土豪だったんだけど、中国地方に攻めてきた織田信長、その家臣だった豊臣秀吉(当時は羽柴秀吉)の軍師、まあ参謀みたいなもんになって、その後秀吉の天下統一を大いに助けた、そういう人物だとされている。 まめ知識おわり。 「黒田官兵衛」の人生のどこにドラ

    屋代尚宣『黒田官兵衛と宇都宮鎮房』 - 紙屋研究所
    kowyoshi
    kowyoshi 2014/04/05
    黒田官兵衛漫画としての重野なおきへの評価、そしてその官兵衛の宇都宮鎮房謀殺を描く漫画の紹介/雑誌「歴史群像」の連載「戦国の城」で中津城が取り上げられたとき、宇都宮鎮房が城に入るシーンが絵に…