欧州、中東、中央アジアの一部を管轄する地域インターネットレジストリであるRIPE NCC(Reseaux IP Europeens Network Coordination Centre)は2019年11月25日、IPv4アドレスが完全に枯渇したと発表した。使用可能なプールに残っていた最後のIPv4アドレス(アドレスブロックのサイズは/22)を割り振ったという。 IPv4アドレスは32ビットしかないため、割り振りを続けていると、ある時点で枯渇することは予想されていた。この問題を解決するため、広大なアドレス空間を持つIPv6が登場したという経緯がある。 RIPE NCCは、全世界のIPアドレスを管理しているICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)からIPv4アドレスを割り振られ、それをインターネットサービスプロバイダ
morimorihogeです。昔は夏ってもっと仕事なくて暇だった気がするんですが、ここ数年徐々に忙しくなっていてまったりできてない💦 はてブでこんな記事が上がっていて、IPアドレスからの地域特定サービスについて具体的にどうなのよ?と思ったので調べてみた結果をまとめてみます。 NURO光最大のデメリットとサポート対応の悪さが上限知らずでどうにもならない なお、GeoIPという用語について、世間では狭義のGeoIPはMaxMind社のサービスを指しますが、広義のGeoIP系技術はIPアドレスから地域を推定する技術やサービス一般を指すと捉え、本記事では広義のGeoIPの視点から解説します(狭義のGeoIPを示す場合、現行サービス名のGeoIP2やGeoLite2の名称を使います)。 ※記事公開後、NURO光の問題の割当IPアドレスと思しきものが分かったため追記しています 前提知識 そもそもNU
2018/02/13追記:「サンプル用のドメインを使おう」の説明に “.example” と “.test” の使い分けについて追記しました。 Web システム開発時のテストデータを作成する時、また各種ドキュメントを書いている時など、サンプルの URL を使う場面は多いと思いますが、その時に適当なドメイン名を使うのはやめましょう、という話です。 知っている方には当たり前レベルの話ですが、意外と IT 企業のシステム開発現場等でも普通に見かけることがまだまだありますので・・・。 よく見かける例 例えば、こんなドメインの URL で開発中システムのテストデータを作っていたり、仕様書に説明が書かれていたりする場面をよく見かけませんか? test.com aaa.com abc.com sample.com dummy.com hoge.com でも、これらのドメインって存在していて、また実際に利
インターネットは、その場しのぎの拡張を繰り返して迷路のようになってしまった古い旅館のような側面があります。 インターネットは、インターネットプロトコル(Internet Protocol/IP)を使った通信によって成り立つ世界規模のネットワークですが、そこで使われる非常に多くのプロトコルが「ネットワークバイトオーダー(network byte order)」というデータ転送の順番を採用しています。 ネットワークバイトオーダーはビッグエンディアンという大きな桁を表すビットを含むバイトから最初に並べる方式を示す用語で、TCP/IPに関連する非常に多く(もしくは大半)のプロトコルが、ネットワークバイトオーダーを採用しています。 しかし、ネットワークバイトオーダーがTCP/IPの標準であることを示したRFCは存在しません。 そもそも、ネットワークバイトオーダーを明確に定義したRFCも存在しません。
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 遅れているIPv6への移行プロセスは新たな節目を迎えている。IAB(Internet Architecture Board)は米国時間11月7日、IPv4アドレスプールが枯渇しており、「この結果、(IPv4とIPv6の両方をサポートする)デュアルスタック環境とIPv6のみの環境の増加傾向は、今後ますます強まっていくだろう。このため、今後通信プロトコル標準は、IPv6を全面的にサポートする必要がある」と声明の中で述べている。 IABは、今後通信プロトコルのIPv6への依存が高まることから、IPv6の使用を前提に既存の標準を見直し、標準の説明でIPv6を使用した例を提供すべきだとしている。 また、「IABは、IETF(Internet En
日本では、2011年4月15日にIPv4アドレスの通常割り振りが終了し、IPv4アドレスの在庫が枯渇した。一方、IPv4アドレスに対するニーズは衰えず現在も継続している。クラウドコンピューティングやデータセンタ、コンテンツ事業者などは、新規IPv4アドレスの確保が事業拡大の制約条件になっている。 IPv6への移行も世界レベルではゆるやかに進行しているが、日本国内ではIPv4需要も根強く残っている。 そんな中、余剰アドレスや未使用アドレスを有する組織から、アドレスを必要とする組織にIPv4アドレスの「移転」を行えるように制度変更が行われていた。このIPv4アドレス移転を実施する企業にサイバーエリアリサーチ社がある。 同社は2011年10月よりIPアドレスの移転を仲介する日本唯一のサービス「IP移転」を運営している。既に10件を超える移転実績が同社にはあるという。 Inter-RIR IPv4
216.81.59.173 に traceroute すると面白いという話を聞いたのでやってみた。 % traceroute 216.81.59.173 (略) 12 epik-networks-gw.ip4.tinet.net (77.67.69.158) 189.053 ms 207.208 ms 212.620 ms 13 po0-3.dsr2.atl.epikip.net (216.81.59.2) 206.963 ms 306.861 ms 195.455 ms 14 * * * 15 episode.iv (206.214.251.1) 228.605 ms 289.664 ms 306.973 ms 16 a.new.hope (206.214.251.6) 248.296 ms 317.032 ms 307.196 ms 17 it.is
IPv4アドレス在庫枯渇にともない、IPv4アドレス移転が徐々に注目されつつあります。第8回は、IPv4アドレス移転仲介サービスipiten.jpを行われているサイバーエリアリサーチ株式会社の松村賢三氏と風間勇人氏にお話を伺いました。 IPv4アドレス移転仲介サービスは、現時点では恐らく同社以外にどこも行っていないと推測しています。 今回は、仲介を行う事業者の視点でのIPv4アドレス売買(金銭的な対価を伴うIPv4アドレス移転)に関して伺いました。非常に緊張されていたようで、最初のうちはあまり会話が弾まなかったのですが、徐々にいろいろと面白いお話を伺えました。 ということで、前半よりも後半の方が面白い話が入っている記事なので、最後まで読んでいただけると幸いです(笑)。 サービスの流れ ──このサービスはいつ開始されましたか? 昨年の10月に開始しました。 ──移転元となり得る組織に
スマートフォンご利用のお客様へ 2011年7月19日 日頃は、au携帯電話サービスをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。 このたびKDDIでは、世界的なIPv4グローバルアドレス (注1) の枯渇対策を目的として、一部ネットワーク構成を変更いたします。 現在、KDDI提供の スマートフォン (IS02、E30HT、E31Tを除くスマートフォン) を3G/WiMAX回線でご利用される際、端末に付与されるIPアドレスはグローバルアドレスとなっておりますが、2011年8月以降順次、プライベートアドレス (注2) へ切り替えます。 これに伴い、大半のアプリはこれまで通りご利用いただけますが、グローバルアドレスの利用を前提に設計されたアプリ (注3) につきましては、ご利用頂けなくなる場合がございます。 通話、Web閲覧、メール等につきましては、これまで通り問題なくご利用いただけ
先週、IPv4アドレス売買に関しての話題がありました。 Chapter 11を申請したNortelのIPv4アドレス66万6624個が競売にかけられ、マイクロソフトが750万ドルで応札したというものです。 マイクロソフトがIPv4アドレス一つあたり11.25ドル支払うというものです。 4月4日まで異議申し立てが可能であるため、まだ売却は決定はしていませんが、IPv4アドレス売買が現実の物として動き始めていることを実感させられるニュースです。 Network World: Microsoft pays Nortel $7.5 million for IPv4 addresses BBC: Microsoft spends $7.5m on net addresses マイクロソフトが転売のためにIPv4アドレスを購入することは考えにくいため、恐らく今回購入されたIPv4アドレスブロックが再び
事前の予想通りに、JPNICが管理しているIPv4アドレスが枯渇した(JPNIC)。 iDCやISP等が保有するIPアドレスの在庫はまだ残っているため、すぐにではないが、これから徐々に影響が出てくると、技術系のみならず一般誌などでも広く報じられている。 しかし、各メディアで枯渇と影響を報じるものの、具体的に何が問題になるかの説明はほとんど無い。そこで、あまり強い根拠は無いが、現実的にありそうなシナリオを考えてみた。 1. スマートフォンが販売できなくなる? 携帯電話は1億2000万契約近くまで普及しており、その大多数がウェブやメール等のインターネット通信機能を備えるが、意外に携帯電話会社はIPアドレスは利用していない。公表情報からして、NTT DoCoMoで4,352、KDDI auで2472(+PCSV 4824)、Softbank Mobileで192となっており、契約者数からすると極
2011年4月15日 各位 社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター APNICにおけるIPv4アドレス在庫枯渇のお知らせ および枯渇後のJPNICにおけるアドレス管理ポリシーのご案内 本件に関連するプレスリリース 2011年4月15日をもって、 APNICにおけるIPv4アドレスの在庫は枯渇いたしました。 本件に関し、APNICからもアナウンスが出されています。 APNIC IPv4 Address Pool Reaches Final /8 http://www.apnic.net/publications/news/2011/final-8 JPNICでは独自のアドレス在庫を保有せず、APNICと共有しているため、 APNICの在庫枯渇によりJPNICにおいても、 IPv4アドレスの通常割り振りを終了いたしました。 今後のIPv4アドレス分配方法は、 「最後の/8ブロックか
日本時間の3日午後11時半からネットで中継されたIPアドレス枯渇に関する国際団体のプレゼンテーションと会見がおこなわれました。 会見のあと、日本の利用者に向けてJPNICの前村さんと、東京大学の江崎教授がおこなったネット会見の全文掲載です。 JPNIC 前村昌紀さん JPNICの前村でございます。 夜中に大変な数のこちらユーストリームのチャンネルを視聴者の方がいらっしゃるようで、1300を超えていると聞いていますが、大変、注目されているふうなことをひしひしと感じます。まずここまでIANAのセレモニー、記者会見の二つのイベントがありましたがこのイベントをまあ振り返ってみたいと思うんですね。 実はIANAの枯渇がもう直前に迫っていると、私もここ2週間ぐらい、いろんな報道機関の方々の問い合わせに対応したり実際に記事に書いていただいたり、あるいはテレビのニュースのための取材を受けたりいろいろし
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