Bill Van Auken 2012年12月20日 ゼロ・ダーク・サーティ 12月19日に一部の映画館で公開された、CIAのオサマ・ビン・ラディン狩りを記録したキャスリン・ビグローの新作映画、ゼロ・ダーク・サーティは広く絶賛され、今年最高の映画だという多数の賞とノミネーションを獲得している。これは恥ずべき作品であり、この歓迎は、映画そのものというより、マスコミとアメリカの大衆文化産業の状況について遥かに多くを物語っている。 感情的に非常に疲れる9/11の消防士達の無線交信や、ツイン・タワーの上層階からの助けを求める死に物狂いの叫び声による暗い画面とサウンドトラックによる導入部から、CIAの“ブラック・サイト”、両腕を縛られて天井からつり下げられ、顔を切られ、乱打された抑留者が、要求された情報を提供しそこねれば“痛めつけてやるぞ”と請け負うアメリカ人尋問官と対決する場面に変わる。 9/11
「あなたはクジラを食べる?」 前に住んでいた家で、お隣さんのカイロプラティック師のテリさんに尋ねられたことがある。 「子どもの頃は学校の給食に出ましたけど、噛み切れなくて、あまり好きじゃなかったですね。大人になってからはほとんど食べないです。手に入る店も少ないし」 でも、飲み屋でたまに「鯨ベーコン」や「さえずり」は食べます、と言うのはやめておいた。テリさんがクジラの写真を印刷したパンフレットを手渡したからだ。 「捕鯨だけが問題じゃないのよ。これを読んで。日本の漁船はソナーを使うでしょ。それがクジラやイルカを苦しめているのよ。あなた、ひどい騒音をキンキン聞かされる気持ちになってごらんなさい」 テリさんはもうすぐ60歳。ニューエイジ直撃世代で、今はクジラ保護運動家だ。仲間を集めて、庭で抗議デモに使うハリボテのイルカを作ってたりする。ふだんは本当に親切でいい人だけど、ときどき「どうして日本人はク
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く