確かにビックサイトで大きなイベントは数多く行われているものの、東京モーターショーのようにすべてのフロアを使う規模のイベントなどは無い。くわえて床にジュータンを引いたり、展示ブースにすべて”カベ”があったりするような豪華な作りも見られない。プレスデーに来て「自動車産業の凄さを感じました」という若い編集者は少なくなかった。 そういった若手世代からすれば、多くの出展物が興味深かったらしい。「小さな幸せ」をアピールしたダイハツのブースでは「こんなクルマ出たら欲しい!」という声も多く、冷淡な年配層とちがう反応。 はたまた燃料電池の説明を聞き「排ガスが水だけというのは信じられない! 素晴らしい!」とも。電気自動車に対する関心の高さだって驚くほど。若手記者が書いた記事の多くは「今回の東京モーターショーの主役は多くのメーカーが出展した電気自動車」みたいになる。 自動運転技術を評価する若手は、日産が出展した