第1弾キービジュアルに描かれたのは、主人公の久美子と、同じ低音パートに加わった新1年生の4人。明るく人懐こい鈴木さつき以外の3人は、ひと癖ある新人ばかりで、指導係の久美子は頭を悩ますことになった 僕の気持ちも混ぜておかないと、セリフに説得力が無いと思った ──コンクールメンバーのオーディションでわざと下手な演奏をした奏に対して、3年生の中川夏紀は激高し、オーディションを中止させます。その後、久美子と奏が本音をぶつけ合うシーンについて、どのように描くのかというイメージは早くから固まっていたのですか? 石原 あのシーンは、僕としては一番苦労したところです。まずは、画的にもカッコ良くなくてはいけないですしね。 ──原作では、シンプルに向かい合った状態で会話が進みますが、アニメでは途中、久美子が逃げる奏を追いかけながら語りかけるなど、動きのあるシーンになっています。台詞も原作のままではありませんね