甲府商工会議所は、20年後の甲府地域のあるべき姿や実現に向けた行動指針をまとめた「甲府地域グランドデザイン」を策定した。 「つなぐ」をコンセプトに、歴史と未来、近隣地域と甲府、資源、人などを結びつける街となってブランド力を向上させることをうたった。2030年の「未来予想図」では、「歴史と近代の構造的同居」として地上に古い街並み、地下に交通インフラを配置。商業施設やイベントスペースが集積された中心街が若者や女性、観光客でにぎわっている様子を描いている。 行動指針として(1)市民、行政、企業が意思疎通を行う(2)強み、弱みを冷静に見つめ、付加価値の拡大を図る−など4項目を設定し、市民や企業に実践を求めている。策定委メンバーの具体的なアクションプランも掲載した。 同会議所の創立130周年記念事業として策定委員会をつくって検討してきた。 策定に当たっては、あえて具体的な都市計画やスケジュー