『ジョジョ』といえば、1987年、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載がスタートした荒木飛呂彦の人気コミックである。ジョースター一族と邪悪な吸血鬼・DIOとの戦いをさまざまな時代、世界で描く大河バトル作品である本作が、10月に初のテレビアニメシリーズを開始するにあたり、多くのファンは「大丈夫なのか?」と不安に思っていたことだろう。 本作は数多くの魅力的なキャラクターが発する「名言」や「迷言」、アバンギャルドなビジュアルなど、ほかの少年漫画とは一線を画す要素のほかに、昨今のアニメ事情からすると少々ハードなホラー、グロテスク描写もあるということから中途半端な映像化となり、結果「なかったことに」なるのでは……。また、あまり高いとは言えないクオリティや諸般の事情でソフト化が今後も絶望的な、2007年に公開された第1部の劇場アニメの二の舞いになるのでは……。 事実、ネット上のアニメクラスタの発言を