政府は、引きこもりの長期化を踏まえ、40~59歳を対象にした初の全国調査に乗り出す。 人数を推計するほか生活状況などを把握し、今後の支援策に生かす。これまでは15~39歳を対象に調べていたが、対象者の加齢に伴い、中高年にも調査を拡大する必要があると判断。2018年度予算案に調査費2000万円を計上した。 具体的な調査方法は、40~59歳の人が居る5000世帯を抽出。本人や家族に、外出頻度や引きこもりになったきっかけ、家庭状況、必要としている支援などを尋ねることを想定している。政府は調査結果を、まずは家族の支援につなげたい考えだ。 政府は09年に成立した「子ども・若者育成支援推進法」に基づき、10年と15年に引きこもりの調査を実施。だが、引きこもりの長期化によって、「子ども・若者」に該当しない人が増えている。80代の親と50代の無職の子供が同居し、社会から孤立して困窮する状況は「8050」問
製造業の会社に勤めていた藤原隆さん(仮名・71歳)は65歳で退職後、暇を持て余して朝から酒を飲むようになった。もともと酒好きだったが、酒量は日ごとに増えていった。 「朝起きてもやることがないから、酒を飲むようになりました。朝酒はうまくてすぐに酔っ払える(笑)。最初は1合までと決めていたんだけど、だんだんと自制が利かなくなった。常にアルコールが入っている状態になって、1日に日本酒を1升も飲むようになっていきました」 見かねた妻に促され、アルコール依存症の専門病院を受診。その日から3ヵ月間入院した。以来、酒を断って6年が経過した。藤原さんは断酒が続けられている理由をこう語る。 「病院で知り合った人が、断酒会の集まりに顔を見せなくなった。どうしたんだろうと思っていると、また酒を飲み始めてしまい死んだと聞かされる。そんな人はもう何人もいます。そのショックが抑制になっているからだと思います」 酒は“
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く