2012年11月08日 カテゴリ建築探訪 汎庵と万里庵 加古川からの帰り、大工さんと万博公園の茶室の話になり、普段は非公開だけど今は公開している、ということで、急遽見学に行く事に。わかりにくい吹田ICで高速を降りて万博公園の日本庭園へ。 苑内のモミジは紅葉が深まりつつあるところで、ものすごく綺麗!枝振りの美しモミジがたくさんある。 深目地の延べ段を進むと茶室、汎庵。設計はミリエーム、施工は中村外二、戦後日本がもっとも輝いていた万博の年1970年竣工。 棟を支える束さえ塗り込めたあっさりとした妻壁。桁の高さが左右で違うのは待庵と同じ。ただ土庇にあたってしまっているのは、あまりよい納まりではないと思います。帛紗捌きでもそうですが、つくか、つかないかぐらい、という緊張感のある物の距離、というものがあると思います。 汎庵の名は、大阪万博、時の首相、佐藤栄作の命名、揮毫。 玄関の格子戸。おそらく細長