安倍晋三首相(自民党総裁)は15日、衆院選を受けて自民党本部で記者会見し、憲法改正について「国民の理解と支持を深め、広げていくために、自民党総裁として努力したい」と重ねて意欲を表明した。また「経済最優先で取り組み、景気回復の風を全国津々浦々に届ける」と語った。 【勝者の陰に敗者あり】2014衆院選で敗れた主な候補者 衆院選で、自公両党は憲法改正の発議に必要な3分の2を上回る326議席を獲得。首相は「最も重要なことは、国民投票で過半数の支持を得なければならない」と述べ、憲法改正の必要性について国民に説明する考えを示した。 集団的自衛権の行使容認を含む安全保障法制の整備に関しては「しっかり公約にも明記し、街頭でも必要性を訴えた」と語り、有権者の信任を得たとの認識を強調。「支持をいただいたわけだから、実行していくのは政権としての使命だ」として、来年の通常国会で関連法案の成立を期す考えを強調し