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ブックマーク / delete-all.hatenablog.com (36)

  • まるでコーヒーのおかわりを頼むように、妻は「離婚しましょう」と言った。 - Everything you've ever Dreamed

    離婚しましょう」奥様は言った。水曜午後8時。国道沿いのファミレス。道路に面して並ぶボックス席に、僕ら以外に客はいなかった。ヘッドライトが線になって右から左から僕らの前を通り過ぎていく。僕らは、お互いに、言うべき言葉を不発弾のように抱えていた。目の前には冷めたポテトフライとまだ温かいホットコーヒー。沈黙を破ったのは奥様だ。「離婚しましょう」まるでコーヒーのおかわりを頼むような言い方だった。 他人事みたいに言うなよ、と僕は言いたくなったが堪えた。感情を丁寧に排除することで、一時の感情に流されず、理性と意志で下した判断であることを、聞き手にわからせる意図が言葉から垣間見えたからだ。そして「別れを重いものにならないようにしたい」という気づかいが痛いほどよくわかったからだ。彼女はコーヒーカップを両手で包んでいた。何か大事なものを守っているように見えた。それが二人の過ごした時間であったらいい。 「も

    まるでコーヒーのおかわりを頼むように、妻は「離婚しましょう」と言った。 - Everything you've ever Dreamed
    kunitaka
    kunitaka 2020/12/19
    ED先生、もうすっかり過去の人。キッツー!
  • 店で「いただきます」を言ったら、部下から「恥ずかしい」と否定された理由が斬新すぎた。 - Everything you've ever Dreamed

    ちょっと前になるが、飲店で事をして店を出たとき、部下の人から「やめてくださいよ~。恥ずかしいな~」と言われた。自慢できるような人生を送ってはいないが、税金や社会保険料は払っているので若者から恥ずかしいと言われる筋合いはない。理由を尋ねると部下氏は、僕が事をべる前に「いただきます」、器を下げられる際に「ごちそうさま」を言ったことが、恥ずかしいと言った。うそーん。そのとき僕はまあまあムカついて部下氏とは今後事に行かないと決め、この問題を終わらせたのだった。 この話題を他の人にしたとき「上司だったらちゃんと教育しなきゃダメじゃない?」と指摘されたり、自分でも何が恥ずかしいのか納得できなかったりして、熱すぎた放屁のあとパンツが汚れているかどうか気になるような感じでムズムズ気になりだしてしまった。たまらず部下氏に質問すると「ビジネス的な視点からです」と予想を裏切られる回答が返ってきた。そ

    店で「いただきます」を言ったら、部下から「恥ずかしい」と否定された理由が斬新すぎた。 - Everything you've ever Dreamed
    kunitaka
    kunitaka 2020/02/05
    フミコ氏にしては勢いのないエントリやなぁ。
  • 新人をクーリングオフすることにした。 - Everything you've ever Dreamed

    きっかけは取引先からの一の電話。ビジネスの話のあとで「フミコ部長…大変言いにくいのですが…」と切り出された内容がショッキングで、僕は部下の返品を決めたのである。 当該部下は新人で来の所属は管理部門なのだが、とある理由から「環境をかえたらどうか」というトップ判断を受け、今月末までの期間限定で営業部で預かっているのだ。能力的にはまったく問題はない。だが居眠り癖がどうしても抜けないのである。そんな眠狂四郎君は、勤務時間中に眠っているのを何回も目撃されて問題となり、環境をかえれば改善されるのではないかという計らいで営業部に在籍している。基的にマジめな好青年なので営業部で何とかしてやりたいと僕は考えていた。環境を変えた効果はあった。仕事中で眠る回数はほとんどなくなった。「よくやっているね」と褒めたら「目を開けたまま眠れるようになった」という斜め上の言葉が返ってきたのは衝撃ではあったが(開眼睡眠

    新人をクーリングオフすることにした。 - Everything you've ever Dreamed
    kunitaka
    kunitaka 2019/07/16
    フミコ先生の周りにはとんでもない人間が常に集まってくるから、blogのネタに困らなくて羨ましい!って思ってたが、実はフミコ先生が引き寄せてるのではない、フミコ先生自体がとんでもない人間なんやと気付いた。
  • 僕に愛想を尽かした妻が軍事行動を開始しました。 - Everything you've ever Dreamed

    「立場が人を変える」とは来、どんなボンクラでもそれなりの役職に就けばそれに伴う責任感や重圧によってそれなりの仕事をするようになる、というポジティブな意味を持つフレーズだが、部長職を捨てて会社を辞めた僕の周りにいる人たちの、おぞましいばかりの変貌を目の当たりにしてしまうと、とても、とても、そういうポジティブな意味を持っているフレーズには思えない。たとえば在職中は絶対に僕のことを「部長」と呼ぶことのなかった年上の同僚。彼は僕が辞めてからブチョ~、ブチョ~と呼ぶようになった。ふざけてんのか。立場が変わったらこうである。奴は、心の底から性根が腐った人間なので、素人童貞のまま小汚い万年床で孤独死してもらいたい。家族に目を向けてみると、は専業主婦時代に、プロ市民にでもそそのかされたのだろうね、主婦の家事は年収換算すると1,200万円になるという異説を持ち出し「君は1,200万円を稼ぐ私をただ働きさ

    僕に愛想を尽かした妻が軍事行動を開始しました。 - Everything you've ever Dreamed
    kunitaka
    kunitaka 2017/04/11
    久しぶりに読んだ。元気そうでなにより。とりあえず生存確認終了!
  • 部長に昇進しました。 - Everything you've ever Dreamed

    8月1日付で部長に昇進した。同時に総務・人事部門を除く運営事業全体の統括を任されることになった。いきなり、社員・パート含めて500人の頂点に立つのだ。今回の昇進を受けて「ボスに取り入ったクソ野郎!」と陰口を叩かれた。個人的な嫌がらせと非人道的人材補完計画により相次いで部長と課長の間に追加された、部長代理、副部長、部長補佐、部長見習、部長心得、次長、次長代理、室長(すべて退職済)を飛び越えての昇進を「名誉の戦死による3階級特進」と揶揄されたりもした。そういう妬み、僻み、嫉みをぶつけてくる敗北者たちは経営状況の悪化を理由に僕の給与がしばらく据え置きであることを知らない。 立身出世に浮かれて「ブラック企業で底辺から登りつめた私の努力」「こうすれば出来る。今からでも変われる」的な薄気味の悪い啓蒙活動をネット上ではじめてしまう浅はかな人間もいるが、僕はしない。なぜなら、昇進というものは相対的な物差し

    部長に昇進しました。 - Everything you've ever Dreamed
    kunitaka
    kunitaka 2016/09/01
    遥か昔にせっせと撒いた伏線を回収し始めたな。部長の他にも必要悪君やらピンクチョッキ君辺りの伏線を一気に回収してバッドエンドで幕ひきするのかなぁ。
  • 42才、転職失敗のリアル - Everything you've ever Dreamed

    認めたくないが転職に失敗したらしい。最後の希望、返事待ちになっていた会社からお断りのメールが届いたのだ。お約束の「今回はご縁が…」メール。ピュアな僕はその文面を信じて「今回というなら次回がありますよね。いつでしょうか?」と返事を出しておいた。今回は残念な結果になってしまったがいい関係が築けたら嬉しい。 今年2月からの転職活動で面接まで辿り着いたのは計8社。この数字が多いのか少ないのかわからないが自分なりには老体に鞭を打って頑張ったほうだと思う。僕はプライベートでサーフィンをやっているのだが、サーフィンと転職活動はどことなく似ている。日焼けしてカブトムシ色をした小汚いサーファーたちと大きな波を待ち続け、波が来たら、挑む。うまく乗れなかったらまた次の大波が来るのを信じて待つ。そこにあるのは信じることだけだ。 転職活動もここからしばらくは凪に相当する時季になるようだ。転職活動中に採用担当者から言

    42才、転職失敗のリアル - Everything you've ever Dreamed
    kunitaka
    kunitaka 2016/04/15
    たった今、大きめの余震があった!震源から遠く離れた唐津で体感震度3くらいの余震!地面が揺れるんだから、人の気持ちなど揺れまくるのが当たり前!前向きに行こうぜ!!
  • 東京も田舎もありえない。 - Everything you've ever Dreamed

    「母さん。東京と田舎では、はたしてどちらが生活しやすいのでしょうね?」そういう文章の罪は意味がありそうでまったくないところにある。なぜなら生活において何に重きを置くかは個々の価値観によりけりなのでどちらか一方が優れていると決めることは出来ないからだ。東京と田舎は優劣ではなく差異。違いでしかない。東京の雑踏を愛している人もいれば田舎の静けさから離れられない人もいる。双方にメリットとデメリットがあり、どちらを取るのかは個人の価値観による。それだけのこと。 確かに優劣をつける方がエンタメ的でわかりやすいけれども「どこどこで生活するよりとさとさで生活する方がずっと素晴らしい」というふうに他人を貶さないといられないのは素敵な品性のあらわれとしか僕には見えない。他者を下に見ればどんなものでも相対的に高く見ることが出来る。楽な自己肯定なのだ。ただ、その構造は子供でも看破出来てしまうほど拙いものなので詐欺

    東京も田舎もありえない。 - Everything you've ever Dreamed
    kunitaka
    kunitaka 2016/04/11
    佐賀の田舎からみれば、神奈川なんて大都会だぞ!東京の一部と言っても過言とは思わん位に大都会!まあ佐賀を離れいた頃は不便だと思っていたが、住めば佐賀も悪くないと思うよ。
  • 乙武さんを擁護したら妻がキレちゃった。 - Everything you've ever Dreamed

    ド派手なゲス不倫を通じて人類の可能性を拡げて見せてくれた乙武洋匡さんには感心するばかりである。しかし乙武さんの行為についてと話をしてみたところ、男女の違いというべきだろうね、は感心するばかりの僕とはまるで正反対のスタンスであった。許せないそうである。万死に値するそうである。穏やかでない。 五体不満足だが仕事も順調で政界に打って出るような気概もある。著作は何百万部のベストセラーで数億円を稼ぎだしているように財力も申し分ない。奥様と三人の子供がいる良きパパである。映画にも出て芸能界や文化人などの人脈まである。そのうえ明るくて弁もアソコも立つ。若い女の子にモテないほうがおかしい。確かに家族に隠れて五人の若い女性と深い関係になっていたりダミーの男性(以降「ダミ男」)を伴っての旅行などは道徳的倫理的に誉められたものではない。どこの国会に出しても恥ずかしくないゲスよ。しかしそれが何だ。普通のリーマ

    乙武さんを擁護したら妻がキレちゃった。 - Everything you've ever Dreamed
    kunitaka
    kunitaka 2016/04/01
    行き詰まっとるな。いろんな意味で・・・
  • 転職終わったよー! - Everything you've ever Dreamed

    僕には理解できないのだけれどイイ話は出来るだけ早くワルイ話はなるべく後回しに伝えようとする傾向が世間一般にはあるように思われる。つまり〆切期限以前に帰ってくる返答というのは基的にポジティブなものでしかありえず、それが早ければ早いほどポジティブ度は上昇する。一昨日、面接の最後に「安心してください。お返事は来週ということになっておりますが、出来るだけ早めにいたします」と言われた。実質的内定通知である。そして私事で恐縮なのだが先ほど午前9時すぎに予定よりも5日も早い返答が来た。とはいえ転職活動のなかで数少ない勝者と多くの敗者(僕のことだ)を目の当たりにしてきた今の僕に浮ついた気持ちはまったくない。ただ、数か月にわたるハードな転職活動を振り返り、終わった…という実感があるだけだ。 「お待たせして申し訳ありません。思った以上に選考に時間がかかってしまいまして…。今日お時間いただけますか?」条件等の

    転職終わったよー! - Everything you've ever Dreamed
    kunitaka
    kunitaka 2016/03/25
    終わってない。まだまだ続けないかんやん!こんな時代なんだから頑張り続けるしかないよな。
  • 転職できそうです! - Everything you've ever Dreamed

    転職決まりそう。これもすべて乙武洋匡さんのおかげである。昨夜行われた面接。待合席にいた僕は、車両故障で止まってしまった満員電車の中で下痢になったときのような、痛み、焦り、脂汗の入り混じった緊張に襲われていた。そんな僕を救ってくれたのがスマホに流れてきた乙武さんのニュースである。乙武さんは今までに5人の若い女性と不倫したらしい。僕はそのニュースを知ったとき、先ず『六神合体ゴッドマーズ』(主人公ロボと五神ロボが合体する素敵アニメ)を連想し、それから大きな勇気をもらった。その勇気はおそらく乙武さんでなければ供給することの出来ない、えっ?嘘!?きっつー!という衝撃と驚きを伴う勇気だった。ドーピングみたいなものだ。 乙武さんが5人の女性と六神合体ゴッドマーズ。その事実は怯えていた僕に《乙武さんがあそこまで出来るのだから僕だってやれる》という不思議な勇気と大いなる余裕を与えてくれた。おかげで面接官の欠

    転職できそうです! - Everything you've ever Dreamed
    kunitaka
    kunitaka 2016/03/24
    良かったやん!おめでとうございます。
  • まおとこが あらわれた!つうこんの いちげき! - Everything you've ever Dreamed

    振り返れば5年前まで僕は他人が汚した便器の始末をするような人生を送っていた。たとえば友人の家に集って酒を飲んでいるとき、尿意を催してトイレに駆け込むときまって便器には誰かのウンコがこびりついていて、トイレの神様なんて信じちゃいないけれど僕はいつもそれをキレイキレイしてきた。僕の前にはいつも汚れた便器があり、死ぬまで僕の未来には汚れた便器が待ち構えている。人生とはそういう業の深いものなのだと半ば諦めていた。他人のウンコをこすり落とし続ける人生が終わったのは5年前、結婚をしたとき。信じがたいことだがはウンコをしない。2度ほど残り香めいたスメルを嗅いだことがあるが、人が「私はしない」と頑として認めないので、公式にはウンコをしたことがないことになっている。つまり僕の住むマンションのトイレを汚すのは僕のブツしかありえず、それは僕以外のブツが存在しないことを意味している。しかしその状況が一変した。

    まおとこが あらわれた!つうこんの いちげき! - Everything you've ever Dreamed
    kunitaka
    kunitaka 2016/03/19
    ED先生が増田化してるのか、はたまたウンコが増田から飛び出してはてな全土に拡大してるのか?
  • 「日本死ね」というけどバカは死んでも治らない気がする。 - Everything you've ever Dreamed

    例の「日死ね」が煽り文句として最高なのは疑いようがないが、「死ね」という言葉の強さにぞっとしてしまう瞬間も僕にはある。人間は強い言葉に支配されるものなので「死ね」に同調して「死ね」「死ね」言いはじめる人があわられるのも仕方ない側面はあるけれども(「死ね」よりも弱い言葉では目立たない)、「死ね」と言われた側が必要以上に感情的になってしまうのもまた事実。 実際「死ね」と名指しで言われたようなものである日国首相のアベ氏は「あべし!!」と断末魔の叫びを上げて保育園建設を具体的にぶちあげるでもなく「匿名である以上、真実であるかどうかを私は確かめようがない」などというぼんやりした答弁を若干キレながらしただけ。まあ、理由がどのようなものであれ「死ね」と言われたら普通の人間ならキレる。 僕も「死ね」と言われた経験がある。お付き合いをしていた女性からの別れ際の捨て台詞だった。お付き合いが深まりお突き合い

    「日本死ね」というけどバカは死んでも治らない気がする。 - Everything you've ever Dreamed
    kunitaka
    kunitaka 2016/03/14
    ED先生の仰る通りだ。俺はよく「チ●ポ切って死ね!」と言ってたから現在猛反省中!次からは「金太マスカット切って悶絶しろ!」と柔らかく罵る事にします。
  • 炎上ってかっこ悪いよね。 - Everything you've ever Dreamed

    有名人でも企業アカウントでも一般人でもいいのだけれどインターネットで炎上して浮かれている人を見ると心配になる。炎上ヤベー炎上ヤベーとツイッターなどで三文芝居を見せられるにとどまらず(ほとんどの場合炎上炎上と騒ぐ当人が思うほど炎上していない)、謝る気が感じられない謝罪エントリーをアップされてしまうと僕の心配はいよいよ不安に変わってしまう。幼稚すぎやしないかと。謝罪エントリーに土下座する人画像を貼るのは何か宗教的なサインではないかと。 ネットで活動する人のほとんどは炎上しないように気をつけている(と僕は信じている)。そのなかで炎上を起こして浮かれるのは火事を見て喜ぶガキと変わらない。はっきりいって炎上はしない方がいい。まちがいなく炎上はカッコ悪いものだ。僕は10年以上ネットで文章を書いているが炎上を経験したことがない。炎上しないように、特に他人様の悪口や誹謗中傷を記すときは敬語や謙譲を駆使する

    炎上ってかっこ悪いよね。 - Everything you've ever Dreamed
    kunitaka
    kunitaka 2016/03/08
    とうとうロックンロール要素が0%になっちゃったな。しかもリズム感悪い。ED先生、次エントリから文末には(所要時間30分・ロック率100%)と、ロック率も加えてみてはどうでしょうか。注・ロック率100%は俺の期待値です。
  • 有料ブログサロンをはじめるにあたって。 - Everything you've ever Dreamed

    鎌倉生まれ温室育ちハイソな奴はだいたい友達な感じで適当な日常をブログに綴ってきた僕だが有料ブログサロンの開催を考えている。なぜならお金が欲しいから。なぜお金が必要なのかといえばプレイステーション4が欲しいからであり、なぜ有料サロンなのかといえば適当なことを書いて売るよりも、営業で鍛えたトーク技術を活かした方が手間がかからず楽そーだからである。 そんなことをプリキュアを見ながら思いつき先程までブログサロンやブログ勉強会についての情報を集めていた。そして驚いた。僕が驚かされたのは参加している人の気度。やはり金を稼ぐとなると人は気になるらしい。お金サイコー!僕もお金、大好き。出来ることならブログサロンに参加される皆さんのようにブログに広告をたくさん貼って大金を稼ぎたい。それが出来ないのは広告のような余計なものをベタベタ張りたくないという僕の美意識が邪魔しているからである。皆様の低い美意識がう

    有料ブログサロンをはじめるにあたって。 - Everything you've ever Dreamed
    kunitaka
    kunitaka 2016/03/07
    全くやる気を感じない文章なのに、皮肉と勢いだけで読ませるスキルは凄い。ただ最近のED先生はロックンロールを捨てて、エントリの所要時間ばかり気にしてる気がする。
  • 42歳、中途採用面接で見事にキメる。 - Everything you've ever Dreamed

    平成28年2月26日、課長の肩書を捨てる覚悟の転職活動もいよいよ佳境。絶対にしくじってはならない大命の面接である。そこで気合を入れるため、僕はとっておきの勝負パンツをはくことにした。おろしたてのブリーフ、ギリギリのサイーズ。色は赤。戦国時代の赤備え、宇宙世紀の赤い彗星、赤は戦士の色だと歴史が証明している。戦場の小さな応接室、面接官は2名。和やかな雰囲気に騙されないよう用心しながらソファーに腰掛け、自己紹介、職務経歴。アホのような感謝の連呼も、日々成長出来る私アッピールも、SNSでの無駄な人脈づくりを語ることも今日はしない。相手が求めている堅実なリーダー像に合致した手堅い受け答えを完璧に遂行。足を大きく広げ、両ひざに掌を置き、ぐいと前に乗り出し、力強い目線で相手を射抜く。このままいけば見えてくる勝利。出てくる余裕。溢れる希望。足のあいだの床に一瞬視線を落として見つけてしまう絶望。視界に飛び

    42歳、中途採用面接で見事にキメる。 - Everything you've ever Dreamed
    kunitaka
    kunitaka 2016/02/27
    ED先生の久しぶりにロックンロールなエントリ。この坂というか、断崖絶壁を転がり落ちる岩のような落差と勢いはED先生にしか出せない。
  • お年寄りに席を譲らなければならない理由がわからん。 - Everything you've ever Dreamed

    公共交通機関などでお年寄りに遭遇したら席を譲るようにして生きてきたがそれもそろそろ限界のようである。宣言しよう。僕はもう、無条件で席を譲るような蛮行はしない。ビジネスライクで物事を判断する冷酷な人間になったのではない。日社会が変わったのだ。 実年齢よりもヤングに見積もられているからなのか、加齢臭が安心感を醸し出しているのからなのか、わからない。知りたくもない。ただ、事実として通勤電車で座席をゲットした僕の前に、つかつかやってくるお年寄り(以下「老人」)は多い。おそらく、優しそうな顔といえば聞こえがいいが、ラクショーな顔面をしている僕の前に立てば席を譲ると踏んでいるのだろう。縁もゆかりもない老人から、安く見られたものである。戦争も体験せず、高度成長期で培われたであろう、その甘ちゃんなごり押し精神が許せない。バブル期を知らない僕にそれは通用しない。 それでもお年寄りや怪我人や妊婦を見つけたら

    お年寄りに席を譲らなければならない理由がわからん。 - Everything you've ever Dreamed
    kunitaka
    kunitaka 2016/02/22
    いやいや、お年寄りには無条件で席を譲ろうよ。世の中の為ではなく、お年寄りの為でもなく、「俺はまだ年寄りではないんだ。」と、心も身体も老いぼれていく自分に言い聞かせる為に!
  • 42歳、転職のリアル - Everything you've ever Dreamed

    40才を越えてからの転職のきつさは覚悟していたが現実はそれ以上。面接面談はうまくいかず、届けられる極めて事務的な「今回はご縁が」メール。数万社とご縁があるはずの各転職サイトの転職アシスタントからも見放され、は喉を通らず、胃に入るのは点滴代わりの生ビール。ちきしょー。このままではダークサイドに落ちてしまう。清原のようにはなりたくない。一念発起した僕は、「今回はご縁が」メールに「貴兄が今回と仰るのを信じるなら次回があるんですよね?次回はいつにしましょう」という陰湿なメールを送り返していた手を止め、今までのうまくいかなかった面接面談を分析してみた。 解はシンプルだった。僕は中年特有の経験豊かさアッピールをやりすぎていて、あまりにもフレッシュさを欠いていた。それと好待遇を望みすぎ。中途でやってきた男が厭世的な態度で皮肉とイヤミで理論武装し、うまくいかなかったらブログで晒すような奴(ついでに加齢臭

    42歳、転職のリアル - Everything you've ever Dreamed
    kunitaka
    kunitaka 2016/02/19
    俺は今の職場に44歳で転職したよ。贅沢言わなきゃなんとかなるよ。頑張れ!
  • 有料の方が面白いものが書けるので記事の有料化を考えている。 - Everything you've ever Dreamed

    記事の有料化を考えている。理由は借財の返済に窮しているからではなく、自分で使える金が欲しいからである。ラジコン。プラモデル。ゲーム。女子大生。出費を強いられる趣味が多すぎるのだ。いずれにせよ、金の話。なんて世知辛いのだろう。生まれ変わったら恋と夢について語り続ける花詩人になりたい。数万社とコネクションのある求人サイトに登録しても、需要皆無な僕のような人間に出来ることなどたかが知れていて、せいぜいブログの有料化。覚えていてほしい。いいかい? WEBの文章の有料化というのは、有名人や政治家やミュージシャンなど一部の例外はあるが、基的にそれ以外に金稼ぎの方法がない僕のような《追い詰められ人間》がやることなのだよ。 先日、《有料の方が無料より面白い》という意見を見聞きした。そのセンテンスだけだと誤読されまくりでスローガンとしては失格、失笑を禁じ得ないけど、間違ってはいないと思った。《有料の方が無

    有料の方が面白いものが書けるので記事の有料化を考えている。 - Everything you've ever Dreamed
    kunitaka
    kunitaka 2016/02/15
    嫁さんに内緒の隠し口座があるでしょ!俺の観測では既婚サラリーマンの6割くらいは隠し口座を持ってる。
  • 業務上の事由で退職させられました。 - Everything you've ever Dreamed

    事件は会議室じゃない、現場で起こってるんだ!」という映画の台詞があったが、あれは嘘だ。にもかかわらず多くの人の印象に残り、決め台詞たりえたのは「そうだったらいいなー」っつう願望をあらわしていたからだと僕は思う。残念ながら《ほとんどの事件は現場ではなく会議室で起こる》のが僕たちの生きるガチリアルなのだ。その事件が些細なものであれ、退職につながるような深刻なものであれ。 昨秋、いったん、諸々の事情で営業部は僕一人になってしまった。ひとりぼっちの僕が外回りに出ると電話対応や事務作業が滞ってしまい支障が出てしまう。そこで人事に頼み込んで新人を中途採用してもらった。事務全般を任せるためだ。採用の決め手になったのは「資格や特別な能力はないが、真面目に業務を遂行することと常識には自信がある」という面接での控えめなスタンスだ。 「学生時代ボランティアをやってました」「ビジネスまがいのことをやってました」

    業務上の事由で退職させられました。 - Everything you've ever Dreamed
    kunitaka
    kunitaka 2016/01/16
    消防団の出初め式にピンクのボタンダウンを着て行って、着替えさせられた俺をdisってんのか?このハゲインポ野郎!!ってか、完全にブーメランで俺に刺さったわ。
  • 某プロブロガーを擁護する。 - Everything you've ever Dreamed

    最近、高知在住のプロブロガーイケダ氏に対する風当たりが強くなっている。僕は氏へのバッシングをインターネットで見かけるたびに辟易している。ツイッターやブログで氏を茶化した過去がある僕には、来、このような文章を書ける資格はない。だが、それでも最近の氏に対するバッシングは度が過ぎているように思えてならず、微力ながら援護射撃したい気分になったのだ。 氏の煽るような物の言い方に反感を持つ人の気持ちもわからないでもない。だが考えてみて欲しい。天才は庶民の理解を超えたところに存在している。そう。プロブロガーは天才だ。僕は最近思うのだけど、ブログとブログから派生した収入で家族(子)を養っているブロガーが日にどれだけいるだろうか。全国民に対するパーセンテージはコンマ1パーセントいるだろうか?天才と言っていいはずだ。僕は他人が何をしようがまったく興味がない。氏も他人だ。住む世界が違う他人だ。おそらく氏を

    某プロブロガーを擁護する。 - Everything you've ever Dreamed
    kunitaka
    kunitaka 2016/01/12
    はてなを代表するMR.ED先生の文章とは思えない雑な文章だな。20分使えば10倍面白くなりそうだけど、対象に対する愛が全く感じられないから、多分これ以上時間をかけるとバッシングになるんだろうな。