1951年創刊[1][注 2]。現存する日本の鉄道趣味雑誌の中では『鉄道模型趣味』に次いで古く、実物の鉄道を対象とする雑誌では最長寿[1]である。 写真誌を意味する「ピクトリアル」の名を冠するのは1950年代創刊の名残りで、巻頭や中間にグラフページを配する週刊誌と同様の構成でありながら、その部分を上質紙にするなど、当時における雑誌のレベルとしてはクオリティーが高かったことによる。 鉄道の技術や歴史的な要素を深く掘り下げた記事が多い。鉄道を専門とするライターによる一般的な記事以外にも、鉄道研究の専門家や鉄道会社の社員・技術者、あるいは鉄道会社自身や各部署の名義による趣味的水準を超えた詳細なデータが執筆された記事も多く、その中には資料的価値を持つものも多い[注 3]。各記事の執筆者の社会的身分や立場も公開されるため、読者が記事の信頼性を客観的に評価することも可能である。そのため、趣味誌としての