京都大学 吉田寮(きょうとだいがく よしだりょう)は、京都大学吉田キャンパス吉田南構内にある現存する日本最古の学生寄宿舎[1]。正式名称は「京都大学学生寄宿舎吉田寮」[2]。以前は「学生寄宿舎」「京大寄宿舎」「吉田近衛寮」などと呼ばれていた[3]。 築111年の吉田寮現棟は第三高等中学校・京都帝国大学の遺構にして、日本最古の現役学生寮[注 1]、築135年の吉田寮食堂は第三高等中学校の遺構にして、京大最古の大学建築物[注 2]、築9年の新棟(西寮)は現棟の外観を継承した木造・RCの混構造からなる新しい寮舎である[4][5]。いずれも吉田寮自治会によって運営される自治寮である[1]。現棟と食堂のみ、大学に明け渡し訴訟を起こされている。 京都大学は、吉田寮現棟が築後100年を超え耐震性を著しく欠くため大地震が発生した場合に倒壊あるいは大破のおそれがあり、居住する学生の安全が確保できないことから