また、昭和初期の洋館「旧モーガン邸」(藤沢市)でも2007年5月と08年1月、本棟と別棟をそれぞれ全焼する火災があった。旧住友家の出火原因は分かっておらず、旧モーガン邸については県警が放火とみて捜査している。 旧吉田邸は6時間半にわたって燃え続け、建物は黒々と焼け落ち、跡形もなくなった。駆け付けた神奈川県の松沢成文知事は、「文化的資産が全焼してしまい残念。今後のことは地元や国、西武鉄道と相談しながら決めていきたい」と肩を落とした。大磯町の三好正則町長は「非常にショックを受けている。できることなら、再建したい」と話した。