今年の2月、東京に遊びに行ったとき、遊就館を見学してきた。午後二時頃入館して、閉館が五時だから余裕で見られるだろうと思っていたのが間違いだった。 歴史が好きなんで、「武人のこころ」「日本の武の歴史」、「明治維新」、「西南戦争」と、じっくり見学していたら、日清戦争の展示あたりで、閉館まで時間が僅かしかないことに気付いて、慌ててとりあえず一通り見ておこうと思って、速足で見て回った。 まあ、どちらにしろ近代史は苦手なので、「侵略戦争を正当化している」云々の批判に対して、肯定も否定もできる能力は持ち合わせていない。 元に戻って、近代以前の展示を見ての感想。これが戦後の歴史教育を受けた俺には異様に見える。これが「皇国史観」というものか。 一番印象に残ったのが、学校で習った歴史では足利尊氏が登場すべきところで、楠正成が大きく取り上げられているところ。 逆に尊氏の扱いは小さい。あからさまに「逆賊」と書い