^農業に関するkuroraiのブックマーク (19)

  • asahi.com(朝日新聞社):雪を溶かすザゼンソウ、謎の一端を解明 岩手大グループ - サイエンス

    熱で雪を溶かし花を咲かせるザゼンソウ=09年3月、岩手県北上市和賀町藤根の群生地  自ら熱を出して周りの雪を溶かし、花を咲かせるザゼンソウ。岩手大学農学部付属寒冷バイオフロンティア研究センター研究員の稲葉靖子さん(33)らのグループが、この熱を生むシステムの一端を世界で初めて明らかにした。ザゼンソウの細胞内でエネルギーを作り出すミトコンドリアが影響しているという。4日付の英国の科学雑誌に掲載された。  将来、低温に弱い作物の耐寒性を高めたり、耐寒性に優れた農作物を育てたりすることにつながる可能性があるとして、期待されている。  ザゼンソウは寒冷地の湿地帯に自生するサトイモ科の発熱植物。僧が座禅を組む姿に似て名付けられた。赤紫色の苞(ほう)に包まれた小さい花が密集した部分が発熱する。外気に敏感に反応し、外気が零下になっても体温を20度前後に保ち、1〜2週間発熱し続ける。  ミトコンドリアは動

    kurorai
    kurorai 2009/09/05
    "将来、低温に弱い作物の耐寒性を高めたり、耐寒性に優れた農作物を育てたりすることにつながる可能性がある"
  • asahi.com(朝日新聞社):水没に耐えるイネ遺伝子「シュノーケル」 名大が発見 - サイエンス

    水位に応じて茎や葉を伸ばす「浮きイネ」=芦苅教授提供  洪水などで水没しても猛スピードで水面上まで葉や茎を伸ばして生き延びるイネの遺伝子を名古屋大などのチームが発見し、「シュノーケル」と名づけた。アジアの洪水地帯向けの品種改良に役立ち、世界的な米の増産につながる可能性がある。英科学誌ネイチャーに発表された。  ふつうのイネは水没すると呼吸ができずに枯れてしまうが、バングラデシュやベトナムなど洪水の多い地域で雨期に栽培される「浮きイネ」という品種は、水没すると最大で1日25センチもの速さで伸び、水面上に葉や茎を出す。高さが10メートルに達する例もある。  名古屋大の芦苅基行教授らは「浮きイネ」とふつうのイネをかけあわせてつくった子孫を詳しく調べ、12の染色体の中から洪水に対応して働く3カ所の部分を特定。このうち1カ所から、茎や葉を急成長させる二つの「シュノーケル」遺伝子を見つけた。  これ

  • asahi.com(朝日新聞社):うまくて強いイネ開発 「まずい」遺伝子を特定、排除 - サイエンス

    同じ田に植えられたコシヒカリ(左側)と中部125号。コシヒカリはいもち病にかかり、葉が変色した=愛知県提供  愛知県と独立行政法人農業生物資源研究所などは20日、いもち病に強く、コシヒカリ並みに「うまい」米が実るイネの新品種「中部125号」を開発したと発表した。病気への抵抗性が高い遺伝子と味を損なう遺伝子を特定し、両方の性質を持った品種とコシヒカリを掛け合わせ、「まずい」遺伝子を持たない個体だけを栽培して品種化した。「世界初の成果」といい、米国の科学雑誌「サイエンス」21日号で公開する。  愛知県農業総合試験場などによると、これまでの品種改良では、いもち病に強い性質を持つ陸稲と水稲をかけ合わせてきたが、味が悪くなるため、実用的な品種開発は難しかった。  今回は、日を含む国際研究チームが解明したイネの遺伝子情報を参考に、遺伝子に目印をつける「DNAマーカー」という手法を用いて交配を繰り

  • 「オーガニックフードと普通の食品、栄養に大差なし」 英研究

    米ニューヨーク(New York)市ブルックリン(Brooklyn)近郊で販売される有機栽培野菜(2009年7月11日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/Chris Hondros 【8月1日 AFP】オーガニックフードと従来の方法で生産された品の間には栄養面で大きな違いはないとする論文が、7月29日発行の米健康・栄養関係専門誌「American Journal of Clinical Nutrition」に掲載された。 オーガニックフードとは化学肥料や農薬などに頼らずに栽培した添加物を含まない品のこと。近年人気を集めているが価格が高いため、世界的な金融危機が起きてからは、消費者が購入をためらう傾向にある。 この研究報告は、オーガニックフードと従来の方法で生産された品の栄養価と健康への影響について過去50年間に発表された研究をもとにロンドン大学衛生熱帯医学大学院

    「オーガニックフードと普通の食品、栄養に大差なし」 英研究
    kurorai
    kurorai 2009/08/02
    むしろ、化学肥料を使っても栄養に大差なかったことのほうが重要な気がする。
  • asahi.com(朝日新聞社):飛べないテントウムシ期待大 名古屋大、害虫対策に開発 - サイエンス

    飛べないテントウムシを人工的に作り出すことに名古屋大学の研究グループが成功した。羽の形成に必要なたんぱく質を作れないようにしたもので、飛べないことを除けば正常なテントウムシ。遺伝子組み換え技術を使っていないため、生態系へ与える危険もないという。21日付の英昆虫科学専門誌「インセクト・モレキュラー・バイオロジー」に発表した。  様々な農作物の害虫アブラムシをべるテントウムシは、化学農薬に代わる存在として期待が大きい。ただ屋外の畑では飛んで逃げてしまうため、「生物農薬」としては安定性が課題だった。  名大生命農学研究科の新美輝幸助教と修士課程2年の大出高弘さんはまず、テントウムシの羽の形成に必要な遺伝子(ベスティジアル遺伝子)の特定に成功した。ショウジョウバエのベスティジアル遺伝子は91年に特定されたが、ほかの昆虫の特定には時間がかかっていた。  新美さんらはさらに、RNA干渉という手法で、

  • 時事ドットコム:羽なしテントウムシが誕生=世界初、害虫駆除に有用−名古屋大

    羽なしテントウムシが誕生=世界初、害虫駆除に有用−名古屋大 羽なしテントウムシが誕生=世界初、害虫駆除に有用−名古屋大 名古屋大の新美輝幸助教らの研究グループは、羽のないテントウムシを世界で初めて作ることに成功した。害虫のアブラムシをべるため、テントウムシの一部は農業で利用されている。羽なしテントウムシが用いられれば、飛んで逃げなくなるので害虫駆除の効率が上がるという。  研究結果は21日付の英昆虫科学専門誌・電子版に掲載された。  新美助教によると、生物はリボ核酸(RNA)を介して、遺伝子から羽や手足を形成するなどの指令を出す。同助教らはテントウムシの羽を作りだす遺伝子を特定。その指令を運んでいるRNAを分解し、働きを失わせることで、羽なしテントウムシを作り出した。(2009/07/21-02:23) 関連ニュース 【アクセスランキング】今、1番の注目記事と写真は 【時事ドットコム動

    kurorai
    kurorai 2009/07/24
    凄いけど、その外観は畑で見かけたらドン引く。
  • asahi.com(朝日新聞社):減反で米価維持、10年後には国費負担倍増 農水省試算 - 政治

    コメの生産調整(減反)で米価を維持しようとすると、10年後には国費負担が現在の2倍以上の年額4300億円に膨らむ可能性があることが、農林水産省の試算でわかった。減反政策には農家の不満が強いが、財政面からも制度の維持が国の重荷になりそうだ。農水省は試算をもとに、減反見直しに反対している自民党などに理解を求めるとみられる。  減反の見直しは政府の農政改革の焦点で、石破農水相が強い意欲を示している。関係閣僚会合の下、各省の担当者が参加した「農政改革特命チーム」が議論している。農水省は6月の特命チーム会合で試算を報告する予定。農水省内では、減反参加を農家の自主性に任せ、参加農家に限り所得を補償する「減反選択制」構想が浮上している。  現在、農家への転作助成金など減反の財政負担額は年間約2千億円。試算によると、今後、人口減に伴いコメの需要低下が見込まれ、米価を維持するには、減反強化が必要になる。財政

  • 農業資材審議会農薬分科会特定農薬小委員会及び中央環境審議会土壌農薬部会農薬小委員会第6回合同会合

    kurorai
    kurorai 2009/05/16
    木酢液の薬効・安全性試験結果と、緑茶・焼酎・牛乳・コーヒーの薬効試験結果。
  • ミツバチの不吉な「過労死」症候群

    自然の恵み ミツバチの受粉は、空気や光と同じ生産要因。「職場放棄」の原因は解明されていない。Ali Jarekji-Reuters 果樹の受粉はミツバチがやってくれる。3000年前の昔から、中国・四川省の農民はそう信じてきた。甘いミツの香りに誘われて飛んできたハチの体に花粉がつき、ハチがミツを集めるにつれて受粉が進む。 だが1980年代にナシの栽培面積を増やしてからは農薬の使用量も増えた。すると自然の受粉システムに異変が起きた。今でも、春には白いナシの花が雪のように咲き誇るが、花粉を運ぶミツバチはいない。代役を果たすのは農民たちだ。集めた花粉を瓶に入れ、ニワトリの羽根とタバコのフィルターで作ったブラシを使って根気よく雌しべに塗っていく。 なぜ今の時代に、人がミツバチの代わりをしなければならないのか。人知れず、農家の強い味方だったミツバチが世界中で減っているからだ。原因不明の蜂群崩壊症候群(

  • asahi.com(朝日新聞社):減反「大幅見直し・廃止」農家6割超 朝日・東北大調査 - 政治

    のコメどころ農家の約半数が減反政策に大幅な見直しが必要だと考えており、廃止を望む農家も16%に上ることが、朝日新聞と東北大学が共同で実施したアンケートで分かった。農政への不満も強い。かつての保守地盤にも自民党離れが進みつつあり、民主党への親近感が増している様子が浮かぶ。  アンケートは宮城、秋田、山形、新潟4県の農業者800人を対象に2月下旬から3月上旬にかけて行った。県ごとに一つのサンプル地点を抽出し、その地点で農業者200人を無作為で抽出。配布した質問票を郵便で返送してもらった。回収率は74.3%。  減反について「大幅な見直しが必要」とする意見が49%を占め、「廃止されるべきだ」も16%に上った。「若干の見直しが必要」は23%、「維持されるべきだ」は9%だった。減反は「協力しない人が得をし、不平等」とする回答は7割を超え、「どちらかといえば」を含めると90%を超えた。  農林水産

  • asahi.com(朝日新聞社):イノシシ前線北上中 日本海側の豪雪もなんの、被害多発 - サイエンス

    富山市の林道脇で夜間に撮影された泥浴びするイノシシ=07年撮影(富山県自然保護課提供)イノシシに荒らされた水田=07年9月、富山市(富山県自然保護課提供)    イノシシが日海沿いを「北上」している。農作物被害も福井、石川、富山の各県の順に増え、新潟県南部でも被害が出始めた。豪雪地帯で来はイノシシが生活しにくいはずだが、暖冬や里山の荒廃などの影響もあって急増している。農作物被害額がこの1年で3倍に増えた県もある。  富山市中心部から車で約50分。岐阜県を源流とする神通川沿いに山田が連なり、すぐ横には杉林が茂る。5年ほど前の夏、農家の村田秀夫さん(74)は、穂が伸びた稲が一晩で泥の中にベタッと倒れているのを見て驚いた。「猟師に聞いて、初めてイノシシだと分かった」  脚が短く、植物の根などをべるイノシシは雪の多い場所は苦手だ。富山県内では江戸〜明治期に農作物被害や毛皮生産の記録があるが、

    kurorai
    kurorai 2009/03/16
    奴が、奴が来る!猿と狸と白鼻芯だけで勘弁してください、ほんとに。
  • 食の危機を産業技術で救えるか?「植物工場」に集まる期待度(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース

    の危機を産業技術で救えるか?「植物工場」に集まる期待度 ダイヤモンド・オンライン2月17日(火) 8時32分配信 / 経済 - 経済総合 「の安全・安心の確保」「料自給率向上」など、に関する課題が山積している。そんな中、屋内で農作物を生産する設備「植物工場」に注目が集まっている。「植物工場」とは、空調や蛍光灯、LED照明などによって、温度、湿度、光を人工的に制御する農業設備だ。「工場」という名の通り、天候に左右されることなく、大量の作物を生産できることが利点の一つになっている。 なによりの魅力は作物の安全性の高さにある。屋内で生育するので害虫等の侵入が皆無、したがって無農薬栽培が可能になる。薬品を使わない、養水による水耕栽培といった作物の育成方法をとるので、消費者は生産された野菜を洗わずにそのままべることができる。 これまで、キユーピーやカゴメなどの大手品メーカーのほか、中

  • asahi.com(朝日新聞社):ミカン+レモン=・・・ 佐賀・武雄 - 社会

    真ん丸い「いなかレモン」  オレンジ色の真ん丸いレモンの栽培に、佐賀県武雄市のミカン農家が成功した。地域特産品「いなかレモン」と銘うち、郵便局から全国に売り出すことに。  生産過剰で暴落した温州ミカンの果樹園の活用にと、農家の高倉袈裟太郎さん(70)が5年前、ミカンの木にレモンの苗木を接ぎ木してみたところ……。  レモン形の実が熟成するとなぜか真ん丸に。レモンより甘く香りも十分で「後継者難の農家の救世主に」。問い合わせは北方大崎郵便局(0954・36・2049)。

    kurorai
    kurorai 2009/02/17
    なんかうまそう。
  • 「ビタミンAがなければ、リンゴを食べればいいじゃない」byヴァンダナ・シヴァ

    (07/18)私はいかにしてニセ科学批判者と呼ばれるに至ったか (07/17)産総研がバイオインフォマティクスのワークショップを開催するようです (07/12)IBMがゲノムビジネスに格参入するらしい (07/11)ホメオパシー助産師のビタミンK2の問題が裁判になった (07/04)日トンデモ大賞2010オープニングムービー (07/03)トゥーリオ・シモンチーニのがん治療についてのまとめ (03/29)『「トンデモ」批判の政治性と政治の未来』にコメントしてみる (03/24)ニセ科学商品バイオラバーについてのまとめ (03/23)正しい目薬のさし方 (03/21)科学なポッドキャストをまとめて紹介してみる はじめにお読みください(1) サイエンスニュース(122) 宇宙開発・天文ニュース(78) サイエンストピックス(57) バイオニュース(155) バイオインフォマティクス(17

    「ビタミンAがなければ、リンゴを食べればいいじゃない」byヴァンダナ・シヴァ
  • 野菜|農畜産業振興機構

    独立行政法人農畜産業振興機構 〒106-8635 東京都港区麻布台2-2-1麻布台ビル Tel:03-3583-8196 Fax:03-3582-3397

  • 月刊 現代農業2009年2月号 とにかくやってみよう無肥料でタネ採り

    コスト減らしの究極 自家採種 難しいこと言ってないで とにかくやってみよう無肥料でタネ採り MOA自然農法文化事業団・後藤久美子さん 編集部 苦手のキュウリがどんどんとれた 自然農法歴約40年の葛巻ヒサさんは、ナス名人。肥料らしきものは落ち葉の自然堆肥(08年10月号参照)だけ、農薬はいっさい使わずに、ピッカピカのナスをわんさかとってきた。  でもなぜかキュウリは苦手。すぐに病気がついて「いっつも枯れてた」。  そんな葛巻さんのキュウリが、08年は違った。自然堆肥すら入れない完全無肥料の畑なのに、いつまでも樹に勢いがあって、次から次へと実がとれた。もう嬉しくってしょうがない。  じつは「タネが違ったの」と葛巻さん。それまでは市販の適当なタネを買って使っていたのだが、今年は近所のタネ採り名人ばあちゃんが、自然農法の畑で三年間自家採種したタネをもらって播いてみたらしい。  すると苗の段階か

    kurorai
    kurorai 2009/01/27
    "過酷な環境から「自立型」のタネができる"
  • 掘り出しニュース:サルはヤギが嫌い!? 果樹園で実証実験 - 毎日jp(毎日新聞)

    【福島】サルはヤギが嫌い?--。ニホンザルによる害が深刻な果樹園でヤギをつなぎ飼いしたところ、サルが近付かなくなる効果があることが、福島県の南会津農林事務所の実証実験で分かった。ヤギの体臭が関係しているともみられ、同事務所は新年度も実験を続け、猿害防止に役立てたい考えだ。【太田穣】 実験は昨年、下郷町音金と南会津町耻風(はじかぜ)の2カ所のリンゴ園で「過疎・中山間地域連携事業」として実施された。両地区とも近年、ニホンザルによる農業被害が目立っていた。 音金地区では昨年9月、ザーネン種のメスの母子2頭を導入。サルが侵入する三方のうち、二方を防鳥ネットでふさぎ、残る北西側をヤギに見張らせた。北西辺約160メートルにワイヤを張り、ワイヤに沿ってヤギが移動するようつなぎ飼いした。 その結果、付近にサルの群れが現れてもヤギの守備範囲には近付かず、約2カ月間、園内へのサル侵入は1度もなかった。ヤギを

    kurorai
    kurorai 2009/01/23
    猿が慣れさえしなければかなり有用。|片方が一方的に嫌う関係は、山羊猿の仲と呼ぼう。
  • 「完全制御型で世界最大規模」の植物工場,フェアリーエンジェルが披露《訂正あり》

    図3 クリーン・ルーム内での作業の様子。高所での作業となるため,フォークリフトを用いる。半導体工場などと同様に防塵服を着用する 図4 エンジェルファーム福井で栽培された野菜。栽培される野菜はグリーンリーフやサンチュ,フリルアイス,ルッコラ,ロメインレタス,水菜,春菊,小松菜の8種類。価格はそれぞれ,120g品が360円(春菊のみ390円),70g品が198円。高級スーパーなどで購入できる 野菜栽培ベンチャーであるフェアリーエンジェルは2008年8月29日,福井県美浜町に建設を進めていた植物工場「エンジェルファーム福井」の竣工式を行い,植物工場の一部を公開した(図1)。手掛ける植物工場は,外界と遮断したクリーン・ルーム内で,温度や湿度,光の照射量,栄養素などを管理・制御する,「完全制御型」と呼ばれるもの(図2,図3)。2008年7月に稼働を開始している。現在,工場の稼働率は「約30%程度。2

    「完全制御型で世界最大規模」の植物工場,フェアリーエンジェルが披露《訂正あり》
    kurorai
    kurorai 2009/01/21
    安定して能率よく野菜を作れるはずなのにその価格ってのは、コスト掛かりすぎじゃないのか。
  • 人気上昇中!カブトエビ、有機農法の新たな担い手に : 環境 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    カブトエビという水中の生き物が人気上昇中だ。 姿は、天然記念物のカブトガニに似ているが、子どもじゃない。水田を泳ぎ回り、有機農法の新たな担い手として注目されている。 山形県酒田市で先月5日、第1回カブトエビシンポジウムが開かれた。2005年に県内の有識者や農家が発足させた「カブトエビ研究会」(五十嵐敬司代表)が主催し、県内外から約150人が集まった。 「卵が孵化(ふか)し、繁殖すれば何も手間がいらない」「労力が少なく、多角経営に取り組むことができる」。農家や研究者がカブトエビを使った農法について熱く語った。 カブトエビは大きさ2~3センチほどの甲殻類で、世界に4種類、日にはアメリカカブトエビなど3種類が生息する。東北から九州の水田で普通に見られたが、農薬が盛んに使われるようになり、姿を消した。 「田の草取り虫」と呼ばれ、水田の雑草をべるほか、泥を巻き上げて泳ぎ回るので水が濁って光が遮ら

  • 1