元々、ネガティブ・キャンペーンというのは、政治家としての資質とは関係のないプライベートな問題や短期に確認を得ることのできない不名誉なニュースを流すことで相手候補の得票減を狙う「汚い」選挙戦術のことを指していたように思う。 熊谷による橋下への攻撃がどの程度のものであったのか、僕が見た範囲のことでしかないけれども、どこが(上に言う意味での)ネガティブ・キャンペーンだったのか、さっぱり分からない。ネットでの「橋下に投票するな」との呼びかけについても同様。批判の材料とされていることは、核武装&徴兵制支持、「買春はODA」、「ニートは拘留・労役」、「納税してない人間に生きる資格はない」等々の発言の数々。全部、政治家としての資質や思想に関わる重要な論点や感覚に関わるものばかりではないか。こうした事実に基づいて「あんな輩を府知事にしてはいけない」と述べることの、どこがネガティブ・キャンペーンなのか(熊谷