「SaaSはもう限界」 急成長SaaSが、AIエージェント企業に大転換──その“深刻な危機感”(1/2 ページ) ヤオコー、ライオン、カプコン、トリドール(丸亀製麺)、ニッスイなど2500社への導入実績を持つ経費精算SaaSのTOKIUM(東京・中央)が、事業モデルの根本的転換を宣言した。 同社の黒崎賢一社長は従来のSaaS企業から「経理AIエージェント企業」への完全移行を発表。社長自らCPO(Chief Product Officer、最高製品責任者)に就任し、既存事業を単一のAIエージェント事業に統合する徹底ぶりである。 「SaaSはもう限界」 経営者が下した決断の理由 「SaaSは良いという去年までの発想は、変えなければいけない」 経費精算サービスを手掛けるTOKIUMの黒崎社長は、13年間築き上げてきたSaaS事業の根本的な転換を宣言した。20歳で創業し、10年以上にわたって経理業
