ブックマーク / unohideoblog.seesaa.net (7)

  • -20℃の世界の木構造と断熱と換気   旭川で学んだこと(上): 鵜野日出男の今週の本音

    木軸なのに1階床が厚い構造用合板でブラットフォームが構成されている。 そして、厚い床断熱がなされていた。 北方型住宅のセミナーに便乗して、2月2、3日の両日、旭川の代表的な地場ビルダー3社の社長と情話交換をさせていただき、完成現場2ヵ所と工事中の現場2ヵ所を案内していただいた。 訪問する前に、ハウジングシステム社の高橋社長から「ようこそマイナス20℃の世界へ。寒冷地の厳しさを十二分に体験して下さい」とのメールをいただいた。 昔、シカゴでマイナス35℃の世界を体験している。 夕会場の中華レストランからホテルまでの200メートルを歩く間に、酔いはさめ、歯がガタガタ鳴った。それ以来マイナス20℃以上の世界を経験していない。 薄い股引を引っ張り出し、滑らないと手袋、セーター、襟巻きを用意して、いざ旭川へと乗り込んだ。 ところが案内されたホテルの部屋は馬鹿に暑い。 レーザー光で測定してみると床も

    kusugaoka
    kusugaoka 2008/02/05
    貫工法の耐震性/ソーラーサーキットはよくない:外壁の中を空気が流れると言うことは、対流で外壁の断熱性能が失われる
  • 地球温暖化防止に果たす「菌」の想像以上の大きな役割: 鵜野日出男の今週の本音

    小泉武夫著「菌が地球を救う!」(宝島者新書 700円+税) 日経の夕刊に掲載されている著者の「あれば楽あり」の「チュチュルル」とか「コピリンコ」などという変な擬音入りのべ物記は、正直言って鼻についてきた。 「週間朝日」に連載されている東海林さだおの大向こうを張ろうということだろうが、東海林氏が遊び半分で楽しんでいるのに対して、ふざけながらもやたら通ぶりを見せびらかすのが楽しくない。 しかし、氏の著作は30冊ちかくを読んでおり、発酵に対するウンチクとその弩迫力にはいつも感心させられてきた。 氏の著作を何冊か読まれた方には、この著書を手にすると2/3は鮮度を感じないだろう。 ほとんどがすでに書かれてきたこと。 しかし、地球の温暖化を阻止するという視点から、発酵を多面的に考え直して見たという点ではまとまっており、はっとする記述も多くて非常に参考になる。 菌には大きく2種類にわけられる。 1

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    kusugaoka 2008/01/25
    腐敗菌・病原菌は発酵菌に弱い(納豆菌がO-157抑制)/ラン藻菌は光が照射されると水を水素と酸素に分解/有機物存在下の光合成細菌は光が当たると有機物を分解して水素を発生/福島県須賀川市吉田さんの生ゴミ発酵槽
  • 日本は世帯当たりエネルギー消費量が少ないという詭弁: 鵜野日出男の今週の本音

    の国土交通省は「世帯当たりのエネルギーの消費量は、世界の先進国に比べて日は45%も少なく、住宅部門では次世代省エネ基準以上の省エネを推奨するわけには行かない」と声高に主張している。 その根拠として利用されているのが、住環境研究所で作成している下記の図。 日には約4700万の世帯がある。 人口は減少に転じたが、世帯の数は今後とも増え続けるという。 つまり、今までの1世帯4人という世帯が急激に減少しており、1世帯3人とか2人、あるいは単身という世帯が増えてゆく。 これに対して住宅の数は5400万戸と、世帯数をはるかに上回っている。 そして、人口の80%以上が関東以西の比較的暖かい地域で生活している。 このためセントラル暖冷房は、日では贅沢品とみなされ、各室毎の部分空調で、しかも一時的な運転で我慢している。 5400戸もある住宅在庫のうち寒冷地以外、つまり関東以西の住宅の省エネ性能は極

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    kusugaoka 2008/01/21
    北海道よりも寒いドイツで、世帯当たりの年間エネルギー消費量が14GJの家がすでに2万戸建てられ、5年後には新築住宅の1/3にまで普及させたいと懸命な努力を続けている/天井冷房は除湿が命。電気代がかかる
  • 他社をよく研究しょう   ビルダーのホームページ雑感(4): 鵜野日出男の今週の本音

    誰もがそうだと思う。 ホームページ開設に当たって、徹底的に他社を調べる。 私も、とりあえず大手住宅メーカーを調べた。 プロのカメラマンとプロのソフト屋を使って、動きのある美しいものがばかり。 しかし、良く読んでみると、とおり一遍の技術説明や、商品紹介、あるいは代表的な施工例、展示場マップなどの記述しかない。 美しいけど、親しみが持てない。 また、高らかに性能を謳っているが、肝心の性能値が数値で明示されていない。 入居者の声がほとんど聞かれない。 つまり、当の誠意と人間的な暖かみが全然感じられない。 ツンとすまして、お高くとまっているキツネ美人。 大手プレハブメーカーや三井ホームなどのホームページは、地場ビルダーにとっては参考にならないと言うことがよく分かった。 そこで、セカンドクラスや地場ビルダーのホームページを、片っ端から当たってみた。 その中で、当時私の心に一番焼き付いたのが三菱地所

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    kusugaoka 2007/12/17
    HPは入居一年以上で植栽が茂り家具が揃い生活の匂いがする家を紹介/クレームを含めたナマの声が効く/「完成現場を見せたくない症候群」の人々も外観と内部のスナップ写真1枚と体験談なら喜んで話してもらえる
  • まずデザイン力とトップのポリシー   ビルダーのホームページ雑感(1): 鵜野日出男の今週の本音

    ビルダー各社のホームページを見て痛感させられることがある。 一般的に訴える力が弱い。 会社とトップの熱意が伝わってこない。 何のためにホームページを開設したのか。 消費者の方に、少しでも多く自社のことを知って頂きたいから。 トップの考えに同調していただける仲間が欲しいから。 ところが、その効果が少ないものが多いように感じられる。 このため、気の付いた印象を書いてみた。 あらゆる産業界は、大手10社で日のマーケットシェアの70%以上を占めている。 装置産業になればなるほど、この傾向に拍車がかかる。 これに対して住宅産業は、大手10社の占める比率が15%にも満たない。 建築業者の数がやたらと多く、まさに群雄割拠。 そして、かつて消費者は住宅を建てたいと考え、情報を収集しようとすると、住宅展示場へ足を運ぶか、住宅雑誌を買うかしかなかった。 しかし、インターネットの普及で、現在では消費者はあらゆ

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    kusugaoka 2007/12/02
    地場ビルダーに必要なものは、何はさておいても大手に負けないデザイン力
  • 日本の住宅政策に対する外国人ベンチャーの強烈パンチ! : 鵜野日出男の今週の本音

    うさぎ小屋だとか、紙と木で出来ている、とか。 外国人の日住宅に対する印象は部分的には語られている。 しかし、日住宅政策に直裁で、まともに批判を加えたものが少ない。 そのなかにあって、1年前に出版されたこの書には肯かせられる点が多い。 ティム・クラーク&カール・ケイ共著「日人が知らない《儲かる国》ニッポン」(日経新聞社 1500+税) 著者は、グローバリゼーションの厳しさに鍛えられ、強力な国際競争力を持った日の製造業の強さを、高く評価している。 その反面で、いたずらな役人の介入と政治家の保護政策で、国際的に見て生産性の低い産業が日にゴロゴロしている。 医療、小売り・流通、不動産・建築・住宅、農業、金融・保険、ITサービス、輸送といったサービス産業がそれ。 これらのサービス産業は生産性が低い。したがって高い生産性を上げる智慧があれば、外国人起業家がエントリー出来るチャンスが山のよ

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    kusugaoka 2007/11/25
    アメリカではファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)の査定書式が業界の標準になっているため、どんな不動産も査定済みの同等の物件と簡単に比較出来る
  • 「NOはいうべき! ナンバーワンビルダーの現場監督」: 鵜野日出男の今週の本音

    今週の「独善的書評」欄で、林田正光著「NOは言わない! ナンバーワンホテルの感動 サービス革命」を取り上げた。 たった2年間で日1といわれるようになったリッツ・カールトン大阪のホテルの、そのサービスの実態をわれわれ住宅業界も知っておくべきだと考えたから。 しかし、住宅業界では「NOと言わない」ことが、必ずしもお客に対してのサービスになるとは限らならない。 私の経験では、むしろ毅然とした態度で施主に対して「NOと言って上げるあげることが真のサービスになる」ことの方が多かった。 施主の要望は徹底的に聞かねばならない。 例えば「ここに大きな窓が欲しい」と言った場合、それは採光を求めているのか、風通しを求めているのか。あるいは眺望を求めているのか、単なる思いつきの発言なのか。 そして、大きな窓を設けることによって家具の配置が限られ、生活の動線が制約されてくる。生活が大きな制約を受ける。その制約を

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    kusugaoka 2007/08/10
    二世帯建築の注意点10項目/別玄関に出来ない二世帯住宅の場合は、階段室の上と下に、階段室へ入るドアを設置する/職人に可否を聞き、相談することは大いにあってよいが、直接職人に「仕事を頼んではいけない」
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