「文具女子」なる言葉も生まれるほど、いま盛り上がっている文具の世界。中でも高級筆記具「万年筆」に魅せられて、「万年筆沼」「インク沼」にハマる人々が続出しているのをご存知でしょうか? 静かな熱狂を見せる万年筆ワールドへ皆さんを誘うのは、1904(明治37年)生まれの伊東道風……って、それ誰? とお思いかもしれません。何を隠そう、あの文具専門店「銀座 伊東屋」の万年筆担当者たちが、その魅力を伝えんがために生み出した人物なのです。 さああなたも、一度使うと離れられない、万年筆の虜になってみませんか? 「インクを楽しむ」新鮮さ 万年筆をお持ちですか? 持っていない人からは「高級品で値段が高い」とか、「フォーマルすぎて、ちょっと私には……」といった声が聞こえてきそうですし、持っている人であっても、「インクの入れ替えが大変だから使っていない」とか「手入れが面倒くさい」と言う方が少なくないかもしれません