テックビルケア社長 茶橋昭夫(ちゃばし・あきお)/1981年、大阪府吹田市生まれ。関西大学工学部を卒業後、ソフトウェア会社などを経て、2007年、父の経営する近畿クリーナ( 現・テックビルケア)に入社。メイン事業を清掃業から、防災インフラ検査業に事業転換。19年から現職 この記事の写真をすべて見る 全国各地のそれぞれの職場にいる、優れた技能やノウハウを持つ人が登場する連載「職場の神様」。様々な分野で活躍する人たちの神業と仕事の極意を紹介する。AERA2024年2月26日号にはテックビルケア 社長 茶橋昭夫さんが登場した。 * * * 天井にある火災報知機に、カップ付きの長い棒をあてがい、作動するかを確認する。消防法で義務付けられている消防設備の定期点検だ。 「結構、作業自体はアナログですよね」 定期点検できる資格を持つ「消防設備士」だ。建物の管理者の依頼を受けて、消火器などの設備をチェ