石垣島白保で毎年旧暦6月に行われる豊年祭の歌。頭に植物の蔦や葉で作った冠をかぶり、男女が円陣を作って賑やかに歌い踊り儀式は南洋的な光景を感じさせる。鳴り続けるプリミティブな銅鑼の音と手拍子がとてもトランシー。11拍子(4-4-3)という微妙な変拍子、それに古代を感じさせる魔法の旋律が魅力的だ。久保田麻琴が左右にクンビアとブラジル北東部のコーコのループを不規則に配し、怪しいチューニングの低音ベースを指弾きしリミックスを行った。 side B「RUJIGAKU x TAHFAHKU」 チャルメラの響きも賑々しい路次楽は、琉球王朝時代の中国/福建省から影響を充分に感じさせる。そしてもう1曲の打花鼓も帰化人たちの学問所で、首里や薩摩役人を接待するために演じられた曲ということだ。エキゾチックな響きとリズムのこの2曲を、コザの銀天街に拠点を置くダブ・ユニット銀天団のエンジニア/トラックメイカー、ハリク
