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  • メイドインアビス 第13話「挑む者たち」感想 - たこわさ

    今回の満足度:5点(5点満点中) (以下ネタバレ含む) あらすじ ナナチのレグへの「お願い」、それは「ミーティを殺してくれ」というものだった。 凍りつくレグにナナチは自分とミーティの過去を静かに語り始める。 かつて外国で浮浪児として暮らしていたナナチは、白笛の探窟家ボンドルドに誘われ、似たような境遇の子供達とともに「アビスの謎を解く」為に深層へと赴くことになった。 そこでナナチは、ある元気な少女と意気投合し仲良くなる。彼女こそがかつてのミーティの姿であった――。 感想 観ながら「あー」とか「うう」とか語彙力が死んだ言葉しか出なくなってしまった。 あまりにも壮絶なナナチとミーティの過去。 ミーティの体が崩れ、変貌していく様をノーカットで見せ付けるとは……当に作のスタッフは視聴者にスパルタを強いているな、と再認識した。 ナナチ達を地獄に突き落としたボンドルドが、悪意ではなく純粋な探究心のみ

    メイドインアビス 第13話「挑む者たち」感想 - たこわさ
  • サクラクエスト 第21話「氷の町のピクシー」感想 - たこわさ

    今回の満足度:5点(5点満点中) (以下ネタバレ) あらすじ 雪の夜に、間野山では珍しいヒッチハイカーを見かけたしおり達。寒いだろうから乗せてあげよう、と車を停めてみれば、なんとそれは家出中のエリカだった。 とりあえず寮に連れ帰り話を聞いてみると、元々間野山嫌いだったのが母親とのケンカがきっかけとなり、格的な家出に発展してしまったのだという。 すぐの説得は無理だと考えた由乃達は、しばらくエリカを寮に泊まらせ、時間をかけて解きほぐしていくことに。 一方、祭りの準備は順調に進んでいるかに見えたが、いくつかの重要な問題が残っていた。 だが、商店会も全会一致で協力してくれているわけではなく、そもそも会合に出席してこない商店もある。そういった店に協力してもらうには、一軒一軒尋ねていく必要があった。 祭具の最後の一つ「黄金の龍」も未だ見つかっておらず、由乃達の苦労は続くかに見えたが――。 感想 由乃

    サクラクエスト 第21話「氷の町のピクシー」感想 - たこわさ
  • サクラダリセット #09「Strapping/Goodbye is not an easy word to say」感想 - たこわさ

    今回の満足度:1点(5点満点中) (以下ネタバレ) あらすじ 「魔女」の口から死んだはずの菫の存在が語られ、ケイの心は揺れる。彼女が死んだ二年前、ケイは春埼を避け、春埼はリセット能力を発動できなくなっていた。それらは全て菫の死がもたらしたことで――。 感想 前回までに、作が退屈かつ冗長である理由を色々語ってきたが、一つ言い忘れていた点があった。 作の台詞は徹頭徹尾ポエミーだが、それに付け加えて、キャラクター同士がただ台詞を言い合っているだけで、「会話している」という感覚が極めて希薄だ。 これは恐らく、台詞と台詞の掛け合いの時、あまりにも「間」が意識されている為だと思われる。台詞の余韻や、「キャラクターが前の台詞を受けて考えてますよ」感を演出する為なのかもしれないが、キャラクター達が「会話している」感が全く感じられない。 ろくに練習していない出来の悪い演劇を観せられている気分だ。 「サク

    サクラダリセット #09「Strapping/Goodbye is not an easy word to say」感想 - たこわさ
    kyuusyuuzinn
    kyuusyuuzinn 2017/06/02
    “本作の台詞は徹頭徹尾ポエミーだが、それに付け加えて、キャラクター同士がただ台詞を言い合っているだけで、「会話している」という感覚が極めて希薄だ”
  • サクラダリセット #08「WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL 3/3」感想 - たこわさ

    今回の満足度:1点(5点満点中) (以下ネタバレ) あらすじ 佐々野老人の写真を使い、ケイを閉じ込めた岡絵里。これで春埼の能力を奪うお膳立ては整った、とほくそ笑む岡絵里だったが、彼女の行動は全てケイに予想されており――。 感想 イイハナシダナー以上の感想が持てない。 いや、実際にシナリオとしては非常に良い話なのだが……前回の感想でも書いた通り、あまりにも抑揚のない、キャラクター達の会話に任せた演出が全てを台無しにしている。 更に言えば、私的にはそのセリフ回しさえも魅力的とは全く思えない。文章として美しい台詞と、演じて美しい台詞は必ずしもイコールではない。どこまで原作に忠実な台詞であるのかは未確認だが……もし、殆どの台詞が前作通りなのだとしたら、脚家の怠慢で作品が台無しになっている感まである。 「サクラダリセット」関連の記事一覧はこちら

    サクラダリセット #08「WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL 3/3」感想 - たこわさ
    kyuusyuuzinn
    kyuusyuuzinn 2017/05/27
    “文章として美しい台詞と、演じて美しい台詞は必ずしもイコールではない” 原作でも、文章としての美しさを追及するあまり、なんかもう色々不自然なことになってるなあ、という印象だった。
  • サクラダリセット #02「MEMORY in CHILDREN 2/3」感想 - たこわさ

    今回の満足度:2点(5点満点中) (以下ネタバレ) あらすじ 倉川真理は死産により、この世には生まれていない女の子だった。では、ケイ達が知り合ったマリは何者なのか? 実はマリは、母親が我が子を失った悲しみから「能力」によって創り出した存在だった。しかも、母親は「管理局」の勧めにより、マリと離れ咲良田市から出て行くという。そうなれば、マリは一体どうなってしまうのか? ケイは、マリを救う為――マリの悲しみを消したいと願う春埼の為、「管理局」の意向に逆らって行動を起こすことに――。 感想 やはり、理屈が先行しすぎていて中身に乏しい会話劇というのは、観ていて苦痛に感じてしまう。せめて、長回しの間にも画面に工夫なりなんなりがあれば、作品にのめり込めるのだろうが、演出も作画も平坦な為に退屈極まる。 もちろん、ケイ達感情を失ったキャラクターの内面を描こうとすれば、ああいった淡々とした静かな構成・演出にす

    サクラダリセット #02「MEMORY in CHILDREN 2/3」感想 - たこわさ
    kyuusyuuzinn
    kyuusyuuzinn 2017/04/17
    “理屈が先行しすぎていて中身に乏しい会話劇というのは、観ていて苦痛に感じてしまう。せめて、長回しの間にも画面に工夫なりなんなりがあれば、作品に飲める込めるのだろうが、演出も作画も平坦な為に退屈極まる”
  • 南鎌倉高校 女子自転車部 第1話「入学式ッ!」感想 - たこわさ

    私の地元が舞台ということで少々気になっていた作品。 今回の満足度:2点(5点満点中) (以下ネタバレ) あらすじ 長崎から鎌倉へと引っ越してきた高校一年生・ひろみ。入学式へと向かう為に数年振りに自転車に跨ったところ、漕ぎ方さえも忘れている始末でとてもまともに乗ることが出来ない。途中で出会った、同じ高校の新入生である巴に助けてもらいながら、なんとか自転車に乗れるようになろうと奮闘するひろみだったが――。 感想 鎌倉には「南鎌倉」という地名は過去現在通じて存在せず、地元民からすれば「南鎌倉って海の中じゃんwww」という感じなのだがそれはさておき。 舞台となる「南鎌倉高校」は実在の公立校「七里ヶ浜高校」そのままであり、地元民としては「え、これいいの?」と思ってしまった。原作はそこそこ人気があるようだから、聖地巡礼などが盛んになると高校側も困るのではないだろうか? もう少し、実際の場所とずらすだと

    南鎌倉高校 女子自転車部 第1話「入学式ッ!」感想 - たこわさ
    kyuusyuuzinn
    kyuusyuuzinn 2017/01/19
    地元民ならではの感想
  • ガヴリールドロップアウト 第1話「もう戻れないと知ったあの日」感想 - たこわさ

    今回の満足度:4点(5点満点中) (以下ネタバレ) あらすじ 若き天使ガヴリールは、天使学校を主席で卒業後、更なる勉強の為に人間界の学校へ通う事になった。当初は持ち前の真面目さで勤勉な毎日を送っていた彼女だったが、ある日ネットゲームに出会った事ですっかり堕落してしまい――。 感想 どこかで見た事のあるような要素を集めながらも、独特のノリと濃ゆいキャラクターのお陰で飽きずに観る事が出来た。お色気シーン(笑)を多用しながらも変ないやらしさを感じないのは、コメディとして優秀な証拠か。*1この辺り、同時期放送開始の「うらら迷路帖」があまりにもあからさまに「エロ重視の萌え」を狙っていたのとは好対照に感じた。 ガヴリールが駄天使化したそもそもの原因であるネットゲームが、そもそも何故PCにインストールされていたのか、という疑問点については言わぬが花だろうか(笑)。 「ガヴリールドロップアウト」関連の記事

    ガヴリールドロップアウト 第1話「もう戻れないと知ったあの日」感想 - たこわさ
    kyuusyuuzinn
    kyuusyuuzinn 2017/01/11
    ゛「うらら迷路帖」があまりにもあからさまに「エロ重視の萌え」を狙っていたのとは好対照”
  • 終末のイゼッタ 最終話「イゼッタ」感想 - たこわさ

    今回の満足度:5点(5点満点中) (以下ネタバレ) あらすじ ゲルマニアの新型爆弾を阻止する為、イゼッタは魔石を携えてゾフィーとの再戦に挑む。同じ頃、フィーネはゲルマニアと各国代表との会議の場に乗り込み、新型爆弾の威力を背景としたゲルマニアの恫喝に各国代表が屈せぬよう言葉を尽くしていた。だが、味方側であるはずのアトランタ代表から「もしイゼッタがゲルマニアの魔女を倒した場合、今度はイゼッタ自身が世界の脅威となるのではないか?」という言葉が投げかけられてしまう。その言葉に対し、フィーネは――。 感想 色々と駆け足だったものの、それぞれのキャラクターに一定の見せ場を作りつつ、綺麗にまとめた良い最終回だった。魔石の力を限界まで使ってレイラインを枯渇させる、という展開はある意味予想通りなのだろうが、なにかこう、魔石に関しての伝承についてそれを思い起こさせる事柄があった方が自然な展開になったのでは……

    終末のイゼッタ 最終話「イゼッタ」感想 - たこわさ
  • 響け!ユーフォニアム2 第十回「ほうかごオブリガード」感想 - たこわさ

    今回の満足度:5点(5点満点中) (以下ネタバレ) あらすじ あすかが置かれた状況、全国大会へ行きたいという強い想い、そしてそれでもなお部活を辞めなければならない事をどこかで受け入れている彼女の心の内を知った久美子。折しも、姉から進路の事で後悔していたと告白されたばかりの久美子は、あすかに姉の姿を重ね――。 感想 「泣きの京アニ」の面目躍如、といった所か。相変わらずの素晴らしい泣き作画だった。二期に入ってから少々演技に難ありと思っていた黒沢ともよ嬢も、今回の演技でカチっとはまった感があり、「ここを目指していたのか!」と思わず膝を打ってしまった。 ここ数話で、久美子の姉の境遇とあすかの境遇の類似性は少々あからさまに描かれてきていたので、恐らく姉が後悔している姿を観た久美子が、それをあすかの心をこじ開ける鍵とするのだろうな……と予想していたが、まさにその通りの展開となった――が、作品としての

    響け!ユーフォニアム2 第十回「ほうかごオブリガード」感想 - たこわさ
  • 終末のイゼッタ 第8話「残酷なおとぎばなし」感想 - たこわさ

    今回の満足度:5点(5点満点中) (以下ネタバレ) あらすじ イゼッタが中心となった作戦により、ゲルマニアの空母は見事撃破された。その事を受けて、レッドフォード卿の誕生パーティーを隠れ蓑した各国代表による会議が催される。フィーネと共にパーティーに赴いたイゼッタだったが、そこで不思議な印象を受ける白髪の少女と仮面で素顔を隠したベルクマンと邂逅し――。 一方、ゲルマニア情報部のリッケルトは、イゼッタの秘密を探るべくエイルシュタットへと潜入を果たしていた。その最中、彼はお互いの素性を知らぬままビアンカとロッテと出会うが――。 感想 リッケルトが爆速で死亡フラグを回収していて、驚くよりもむしろ苦笑してしまった。お互い祖国への忠誠を誓いながらも敵味方に分かれて戦う――というシチュエーションも実においしかったはずだが、あまりにも個人のドラマが増えてしまっても収集がつかないだろうから、リッケルトの死は尺

    終末のイゼッタ 第8話「残酷なおとぎばなし」感想 - たこわさ
  • 響け!ユーフォニアム2 第四回「めざめるオーボエ」感想 - たこわさ

    今回の満足度:5点(5点満点中) (以下ネタバレ) あらすじ あすかから希美の復帰を認めない理由を明かされた久美子。「何かしなければ」と思いつつも何も出来ずに数日経った頃、みぞれの身にあすかや優子が危惧していた事態が起こってしまう。行き違いからこじれてしまったみぞれと希美を巡る騒動の行方は――。 感想 この作品の良いところは、久美子が要所要所でアクティブに動く事で問題解決の手助けこそすれ、独善的かつ万能的存在として自らが問題を解決する立場ではないところだと思う。最近では、比較的真面目なドラマ作品であっても主人公の万能性が強調されていて萎えるものが多いので、久美子のように「程よい主人公」はむしろ好ましく感じる。 みぞれと希美を巡る騒動は一応の決着。あすかの冷笑的な分析は久美子の言う通り穿ち過ぎではあったが、みぞれと希美、どちらかがもっと早期に動いていればここまでこじれる事はなかった問題だった

    響け!ユーフォニアム2 第四回「めざめるオーボエ」感想 - たこわさ
    kyuusyuuzinn
    kyuusyuuzinn 2016/10/28
    “最近では、比較的真面目なドラマ作品であっても主人公の万能性が強調されていて萎えるものが多いので、久美子のように「程よい主人公」はむしろ好ましく感じる”
  • 声なき声が伝えるもの−映画「聲の形」感想 - たこわさ

    映画 聲の形 オリジナル・サウンドトラック a shape of light[形態A] アーティスト: 牛尾憲輔出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2016/09/14メディア: CDこの商品を含むブログ (6件) を見る原作は既読。*1 饒舌な語り口で紡がれていた原作を、二時間程度の劇場映画で全て描き切れるのかと不安に思っていたが、蓋を開けてみれば原作とはアプローチを異にしながらも、そのテーマをきちんと貫徹した素晴らしい映画に仕上がっていた。 もちろん、数々の名エピソードがカットされているので原作ファンとしてそこを残念に思う気持ちはあるが、それ以上にアニメーション映画としての完成度の高さが目を引く、そんな作品だった。 (以下、ネタバレ含む感想) 作は、主人公・石田以外の内面描写を極力言葉ではなく演出に頼った、「行間を読む」類の映画だった。 原作はデリケートなテーマを扱っている

    声なき声が伝えるもの−映画「聲の形」感想 - たこわさ
  • 迷家‐マヨイガ‐ 第十二話「ナナキは心の鏡」感想 - たこわさ

    結露「迷家-マヨイガ-」盤 アーティスト: 片平里菜出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2016/04/27メディア: CDこの商品を含むブログ (3件) を見る今回の満足度:3点(5点満点中) (以下ネタバレ) あらすじ 巨大なナナキを従え真咲に襲い掛かる颯人。光宗はそんな彼の暴走を止めようと、心の内な正直な想いを颯人にぶつける。光宗の言葉に心動かされかけた颯人だったが、そこへこはるんが現れ、颯人の不安をあおるような言葉をぶつけてくる。混乱する颯人の心に呼応するように、やがて彼のナナキは制御を失い――。 感想 「いい最終回だったなー?」という、綺麗に終わらせつつも多数の疑問符が浮かんだままになった、そんな最終回だった。 こはるんが神様の娘でありその行動原理が父親を元に戻す為だった、というのは何となく予想が付いていたものの、想像以上に父親想いのただの純真なプッツン娘だった事が判明

    迷家‐マヨイガ‐ 第十二話「ナナキは心の鏡」感想 - たこわさ
    kyuusyuuzinn
    kyuusyuuzinn 2016/06/26
    “こはるんが神様の娘でありその行動原理が父親を元に戻す為だった、というのは何となく予想が付いていたものの、想像以上に父親想いのただの純真なプッツン娘だった事が判明し、あの腹黒演出は何だったのか、と”
  • クロムクロ 第十二話「黒部の夏に地獄を見る」感想 - たこわさ

    Amazon.co.jp限定】クロムクロ ブルーレイ 第一集(第一~第四集連動購入特典:描き下ろし全巻収納BOX引換シリアルコード&第一集特典:2Lブロマイド&メーカー提供特典:B2番宣ポスター付) [Blu-ray] 出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2016/10/19メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (23件) を見る今回の満足度:5点(5点満点中) (以下ネタバレ) あらすじ 一学期が終わり夏休みがやっていた。由希奈と剣之介はソフィー達と共に、パイロットとしての特訓を受ける事に。トムによる海兵隊式のしごきや難解な座学が続く中、由希奈達は少しずつ絆を深めていく――。 感想 剣之介の異常な順応性の高さは、恐らくは何らかの伏線になっているのだろう。*1が、それにしても全く素養の無かったはずの剣之介に英語の成績で負ける由希奈のダメっ子動物振りは凄まじい(笑 厳し

    クロムクロ 第十二話「黒部の夏に地獄を見る」感想 - たこわさ
    kyuusyuuzinn
    kyuusyuuzinn 2016/06/26
    “厳しい訓練の合間に見せる剣之介の優しさや芽生えつつある由希奈への保護欲も見逃せないが、ソフィーが時折見せるさりげない優しさにも注目したい”
  • 迷家‐マヨイガ‐ 第八話「納鳴訪ねて真咲を疑う」感想 - たこわさ

    迷家-マヨイガ-1 [Blu-ray] 出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2016/07/06メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (8件) を見る今回の満足度:4点(5点満点中) (以下ネタバレ) あらすじ 魔女裁判の如く責められる真咲。人々の暴力的な意志は彼女を庇う光宗にも向けられ、真咲はたまらず今まで黙っていた「当の事」を語り出す。かつて自分は従兄と共に納鳴村を訪れていた事、従兄だけが「何か恐ろしいもの」の姿を目撃し自分だけを逃がして姿を消してしまった事、自分は従兄を探す為にツアーに参加した事。 真咲の言葉に一定の真実を感じつつも、彼女のはっきりしない物言いに美影達は逆に真咲に対する疑いを強めてしまい――。 感想 随分と持ち直した印象だったが、前回が最悪だった分、まだ作品全体への評価は下降気味な印象。 マイマイが自分達の醜さに気付き後悔し憤慨している姿に心救わ

    迷家‐マヨイガ‐ 第八話「納鳴訪ねて真咲を疑う」感想 - たこわさ
  • ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜 #03「退出ゲーム」感想 - たこわさ

    今回の満足度:2点(5点満点中) (以下ネタバレ) あらすじ 成島の入部を切っ掛けに部員も増え、俄かに活気づく吹奏楽部。しかしまだまだ人数不足には変わりない。成島は旧知であるサックス奏者のマレン・セイを誘えないかと考えるが、彼は何故かサックスを止めており、部活も演劇部に入っていた。しかし、その演劇部もマレン自身乗り気ではないようで、チカ達は彼を吹奏楽部へ勧誘しようとするが――。 感想 この「他人の家庭の事情やセンシティブな問題に土足で踏み込んでおきながら何だか美談で終わってしまう」展開は正直好みじゃない、というか、普通に考えて「何様」としか思えないので茶番にしか感じず。演劇部の描き方も元演劇部員としては何となく馬鹿にされているように思えるものでしたが、まあそれは余談として……。 なんだかもう、チカの真っ直ぐさと可愛さを愛でるだけのアニメになりつつあります、私の中で。成島さんも今回は淡い恋心

    ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜 #03「退出ゲーム」感想 - たこわさ
    kyuusyuuzinn
    kyuusyuuzinn 2016/02/19
    “「他人の家庭の事情やセンシティブな問題に土足で踏み込んでおきながら何だか美談で終わってしまう」展開は正直好みじゃない、というか、普通に考えて「何様」としか思えないので茶番にしか感じず” 同感です。
  • 乱歩奇譚 Game of Laplace 第十一話「白昼夢」感想 - たこわさ

    今回の満足度:0点(5点満点) (以下ネタバレ) あらすじ とある高層ビルに陣取ったナミコシとその信奉者たちは、衆人環視の中で五分ごとに一人ずつ飛び降り自殺するというパフォーマンスを始める。アケチを名指しし自分を止めて見せろと宣戦布告するナミコシ。しかし、当のアケチはナミコシの信奉者たちの妨害で現場に近付くことが出来ず、一人、また一人と飛び降りはじめ――。 感想 浅薄極まりない論理を振りかざした稚拙な脚に一クールつき合わされたのか、と脱力するばかりの最終回だった。 力無き人々の昏い願いを込められた「暗黒性」、それに群がる「弱い人々」がある種の抑止力や免罪符として「二十面相」を肯定するその姿は、恐らくは昨今のネット上における炎上を舞台にした公開私刑の様子に着想を得たものだと思うが、彼らを肯定的・否定的のどちらに捉えていたとしても、やはり脚から感じるメッセージは何とも腑に落ちない、幼稚なレ

    乱歩奇譚 Game of Laplace 第十一話「白昼夢」感想 - たこわさ
    kyuusyuuzinn
    kyuusyuuzinn 2015/09/22
    “浅薄極まりない論理を振りかざした稚拙な脚本に一クールつき合わされたのか、と脱力するばかりの最終回” ホントこの一文に全てが集約されてる。
  • 乱歩奇譚 Game of Laplace 第五話「芋虫」感想 - たこわさ

    今回の満足度:0点(5点満点) (以下ネタバレ) あらすじ 二十面相を名乗り不起訴となった犯人達を殺害していたのはカガミ警視だった。正義感の強い彼がなぜ? 疑問に思う一同を前に、カガミは静かにその理由を語りはじめる――。 感想 言葉を選ばずに今回のエピソードを評すると「非常に胸糞が悪い」ものだった。事件の凄惨さと救いようのなさに対してもそうだが、何より「心神喪失」や「心神耗弱」の大安売りをするその脚に。 作は現代社会に近い世界を舞台にしているが、諸々の非現実的設定を見ればファンタジー寄りのフィクションである事は明らかだ。だから、司法における「心神喪失」や「心神耗弱」という存在が現実世界よりも多く認定され、また不起訴や減刑の度合いも強いのだろう、と察する事は難しくない。特に今回はあくまでも「舞台装置」として、ギミックとしてそれらの存在をクローズアップしていた訳だから、現実世界に何かを訴え

    乱歩奇譚 Game of Laplace 第五話「芋虫」感想 - たこわさ
    kyuusyuuzinn
    kyuusyuuzinn 2015/08/07
    ホント、この記事の言うとおり。凶悪犯の弁護人が言う「心神喪失」が裁判で100%認められたケースなんて生まれてこの方一度も見た事ないのに、あの描写は色々といかんでしょ。
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