中野市で4人が死亡した立てこもり事件で、死亡した警察官の一人は刺された傷が致命傷であったことが分かりました。 県警は29日4人の死因がいずれも失血死だったことを発表しました。県警によると4人は即死、あるいは襲われた後短時間で亡くなったとみられています。このうち玉井良樹巡査部長(46)は銃で撃たれたうえ複数箇所を刺された傷が致命傷となったということです。一方、もう一人の池内卓夫巡査部長(61)は撃たれた傷のみでした。警察官は2人とも拳銃を所持していませんでした。 司法解剖の結果、2人の体内には弾は残っていませんでした。いずれも、貫通したとみられ、現場敷地内で弾丸と思われる金属片が発見されています。 また青木政憲容疑者が最初に襲ったとみられる竹内靖子さん(70)を台車を使って自宅の敷地内に動かし、その後もう一人の村上幸枝さん(66)についても運ぼうとしたとみられます。