まず、皆さまに報告です。タイトルどおり「電子書籍をEPUBで作る」ことが目的の本連載。早々に商業ベースの電子書籍を世に送り出そうと動いてきましたが……どうにか目処がつきました。タイトルなどは未定ですが、内容は電子書籍に関するものになることで確定しています。ご期待ください。 あまり知られていない韓国の電子書籍事情 ことデジタル分野の話になると、我々(というか私)は無意識に英語ベースの情報を探してしまいますが、よくよく考えてみれば電子書籍にこのルールを当てはめるべきではありませんよね。電子書籍といえど、i18n(国際化)対応が義務付けられていることはなく、流通する特定の国や地域、言語のみ考慮すればいいのですから。その普及や制度化に関する話題もまた然り。英語ベースの情報では、北米と英国での動向ばかり見ることになるでしょう。 冒頭に挙げた私の電子書籍本ですが、コンテンツの1つに「韓国の電子書籍事情
まずはじめに、電子書籍に対する筆者の立場を表明するのが公正であろう。韓国の本を切実に読みたいと願う、外国に住む一人の潜在的消費者=読書家として、電子書籍化は大いなる恵みであるーーというのが私の立場だ。このような視点のもと、韓国から入ってくる様々なニュースに基づいて書いたのが、以下の文章であることをご理解の上、読み進めてくださればありがたい。 ウィンドウズ一辺倒を揺るがすiPhoneブーム 韓国の出版界でも電子書籍は、大きな話題になるだけでなく、避けられない未来として認識されている。以前からも出版界は電子書籍の流れを無視してはいなかった。いずれ、この流れに乗らざるを得ないとは思っていた。しかし、「いずれ」の時期を積極的に自分たちでもたらそうとはしなかった。 最初にその「いずれ」が近づいてきたことを韓国に告げたのは、海の向こうでアマゾンのキンドルが大ヒットしたことだった。しかし、それと同時に、
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