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米国図書館協会(ALA)は3月8日、会員による2つのタスクフォース(TF)を設置し、コンテンツへのアクセスとE-Bookという、図書館が当面するデジタル関連問題を検討することを発表した。ハーパーコリンズ社など、出版社の間でE-Bookの図書館への納入拒否や利用制限を導入する動きが見られることに対応したもので、図書館が全体として出版社、著作者団体との協議を進めようとするもの。 設置されたのは、Equitable Access to Electronic Content (EQUACC) TFおよびE-book TFで、 以下のような課題と取り組む。図書館がデジタル時代においても主要な役割を果たすための広報活動を計画していることも注目される。 E-Bookの貸出モデルと購入オプションに関するミーティングの開催 この問題に関したALA会員との意思疎通の強化 知的自由問題などを扱うALA内の他の
スノホミッシュ学区での読み書き支援 米国での障害のある児童生徒のための電子教科書利用の例として,スノホミッシュ学区の例を取り上げます。前回の記事は,こちらをご覧下さい。 このスノホミッシュ学区(Snohomish School District)は,小学校10校,中学校と高校が各2校ずつの計14校からなる比較的小規模な学区です。また,この学区が所属するスノホミッシュ郡の一部(全体ではない)の人口は3万人以上,K12(幼稚園から高校3年までの教育課程)の学生数はおよそ9,500人で,カバーする面積は165平方マイル=約265平方キロ。日本でいえば静岡県の掛川市くらいの広さでしょうか。ちなみに掛川市の人口は12万人とのことなので,やはり日本に比べると随分人口密度は低いようです。 スノホミッシュ学区の統計情報 http://www.sno.wednet.edu/index.php/distric
本日,昨日と,シアトルや,その周辺のSchool districtを再び回って,支援技術担当者に会ったり,小学校を見学してきました(日本の某研究所からの先生二人から見学依頼があったので,先生方もお連れして訪問しました)。Snohomishの方は以前も伺っていて,学校にも訪問して担当者のこともよく知っていますし,とても進んだ取り組みを初めておられるので印象深く忘れそうにないのですが,Seattle Public Schoolsの方が初めて伺って,今回は担当者に会うのみで学校に訪問するセッティングも間に合わなかったので,忘れないうちにメモしておきます(随時追加予定)。 結論から言えば,今回見学したSeattleとSnohomishでは,「BookshareのテキストDAISYをダウンロードして,音声読み上げ機能のあるATソフトウェアで読む」というやり方が基本でした。 基本情報 最初に訪問したの
「ブックシェアとは?」 さて,前回,前々回と,障害のある児童生徒の電子教科書利用について,シアトル公立学区やスノホミッシュ学区ではブックシェアが利用されていることを紹介しました。今回は,このブックシェアについて具体的な説明をしたいと思います。 端的に言えば,ブックシェアとは,印刷された文書を読むことに困難のある障害者(People with Print Disability)のためのネット上の電子図書館です。ベネテック(Benetech)という米国はカリフォルニア州パロアルトに本拠地を置くNPO法人が,そのプロジェクトのひとつとして行っています。 Benetech http://www.benetech.org/ Bookshere http://www.bookshare.org/ ブックシェアは,最新の書籍を含む様々なタイトルの書籍を,障害のある人が読書するのに便利なデータ形式(テキス
Friday, February 04, 2011 at 7:42 AM Posted by Kim Armstrong, Deputy Director, Center for Library Initiatives, Committee on Institutional Cooperation Today we're celebrating an important milestone: Google has digitized one million books from member libraries of the Committee on Institutional Cooperation (CIC). The CIC is the consortium of the Big Ten member universities and the University of Chica
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