世界6位の富豪で「投資の神様」とされるウォーレン・バフェットは、最も声高にビットコインや暗号資産(仮想通貨)を批判する人物の一人としても知られている。 しかし、彼が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイの株式ポートフォリオを分析した新たな調査によって、同社の今年最もパフォーマンスの良かった投資先が、ビットコインと暗号資産に親和的なブラジルのNubank(ヌーバンク)であることが明らかになった。 バークシャーは2021年6月、IPO(新規株式公開)を控えていたヌーバンクに5億ドルを投資し、IPOに際してさらに2億5000万ドルを投資していた。同社のヌーバンクの持ち分は現在、約8億4000万ドル(約1260億円)の価値があるとみられている。 ヌーバンクは、顧客にビットコインやその他の暗号資産の取引サービスを提供し、今年初めには独自の暗号資産のnucoin(ヌーコイン)を発行。収益と顧客数が急増