独情報局、米政府スパイか=電話など4000件対象 【ベルリン時事】ドイツ誌シュピーゲル(電子版)は22日、独情報機関の連邦情報局(BND)がホワイトハウスや国務省など米政府に対する広範なスパイ行為を続けていたと報じた。 〔写真特集〕美人スパイの素顔 同誌が確認した内部文書によると、BNDが1998~2006年にホワイトハウスなどの電話やファクス番号、メールアドレス計4000件を監視対象にしていた。在ワシントンの国際機関や各国大使館の番号なども含まれていたという。 13年に米情報当局がメルケル独首相の携帯電話を盗聴した疑いが浮上した際には、首相は「友人間のスパイ行為はあってはならない」と批判していた。同誌は独側によるスパイ疑惑も出たことで、「(両国の)パートナー関係は信頼のみに基づくものではなかったようだ」と指摘した。(2017/06/22-20:37) 関連ニュース 【国際記事一覧へ